二人暮らしで食材宅配を選ぶなら、見るべきは「1食あたりの安さ」より、2人分の量が合っているかと確実に受け取れるかの2点です。受け取りに不安があるなら専用ボックスのあるヨシケイ、帰宅時間がずれるなら1食ずつ温めるnosh、二人の食べる量に差が大きいなら大皿で取り分けるツクリオ、が出発点になります。
ここがずれると、どれだけ安いプランでも冷凍庫の奥で余ります。この記事では、量の決め方と、各社の料金・送料・エリア・受け取りを、公式サイトの表記を手がかりに整理していきます。
なお、料金・送料・エリアは改定されることがあります。この記事の数字は、2026年9月時点で各社の公式ページに掲載されていた表記をもとにしています。申し込み前には必ず公式サイトの最新表記をご確認ください。
私も以前、2人分のつもりで頼んだセットが多すぎて、翌日も同じおかずを見つめていた日がありました。「夫婦2人だから少なめでいいはず」という思い込みが、いちばん外しやすいところなんです。
結論:二人暮らしにおすすめの食材宅配は?タイプ別に先に答えます
二人暮らしで「2人分の単位」が用意されている、あるいは2人分に調整しやすいサービスとして、まず候補に入れたいのは次の5つです。
- ヨシケイ:2人用コースあり・送料無料・不在時は専用宅配BOXで受け取れる → 平日の受け取りが不安な二人に
- ツクリオ(旧つくりおき.jp):2人前の大皿惣菜が冷蔵で届く・送料込み価格・エリア限定 → 食べる量に差がある二人に
- nosh(ナッシュ):1食ずつ選べる冷凍弁当・送料は地域別 → 帰宅時間がずれる二人に
- コープデリなどの生協宅配:買い物そのものを減らす・手数料は地域別 → 食費を抑えたい二人に
- Oisix:ミールキット中心・入会金なし・おためしセットあり → まず量感を確かめたい二人に
この5つは「2人分をどう届けるか」の設計がそれぞれ違います。以下で、量・料金・送料・受け取り・エリアの順に比べていきます。
食材宅配は二人暮らしに向いている?
向いている。ただし「2人用の区切り」があるかで決まる
二人暮らしと食材宅配の相性は、率直に言えば良いです。ただし条件がついて、そのサービスに2人分の区切りが用意されているかで使い勝手がまったく変わります。
4人前が最小単位のサービスを2人で使うと、「2日に分けて食べる」か「余らせる」かの二択になります。それが苦にならないご家庭なら問題ありませんが、毎回そうなると地味に疲れます。
私がヨシケイのスマイリーミール(旧プチママ)の2人用を今も続けているのは、味が特別だからというより、「2人分」という単位がそのまま届くことが自分の生活に合っていたからでした。量の計算をしなくていい、という一点です。
二人暮らしのほうが、実は献立が詰まりやすい
「4人家族より2人のほうが楽でしょう」と言われることがありますが、私はそうとも限らないと思っています。
人数が少ないぶん、スーパーの売り場のサイズと合わないんです。キャベツ1玉、豚こま300g、豆腐3個パック、牛乳1L。どれも2人で使い切るには大きい。
その結果、同じ食材が数日続くか、傷ませて捨てるかになりがちです。農林水産省は、まだ食べられるのに捨てられる食品を「食品ロス」と定義し、家庭から出る分(家庭系食品ロス)が全体のおよそ半分を占めると公式の解説ページで説明しています。年度ごとの推計値と内訳は、農林水産省の食品ロス量の公表ページに掲載されているので、最新の数値はそちらでご確認ください。
二人暮らしは、この「買いすぎて余らせる」が構造的に起きやすい世帯規模です。食材宅配は1回分・1食分で完結しているものが多いので、この余りが出にくい。見かけの単価が高くても、捨てる分が減る差は小さくありません。
帰宅時間がずれる家庭ほど効きやすい
二人暮らしで地味に効いてくるのが、帰宅時間のずれです。片方が19時、もう片方が21時半という日、作った側が待つのか、温め直すのか、毎回どこかで我慢が発生します。
調理済みの冷凍弁当タイプなら、それぞれが帰った時間に自分の分だけ温めれば済みます。片方が外で食べてきた日は、1食スキップして冷凍庫に残しておけばいい。
うちでも、私が先に食べて片づけまで終えてしまう日と、そろって食べたい日があります。この2つを同じ仕組みでまかなおうとすると、だいたいどちらかが無理をすることになりました。
食材宅配の3タイプ、夫婦2人にはどれが合う?
帰宅時間がずれるなら冷凍弁当型、そろって作りたてを食べたいならミールキット型、買い物の回数を減らしたいなら食材宅配型。まずはこの対応で考えると迷いにくいです。
ミールキット型・食材宅配型・冷凍弁当型の違い
言葉が似ていて混乱しやすいので、先に整理します。
| タイプ | 調理の手間 | 届くもの | 二人暮らしでの立ち位置 |
|---|---|---|---|
| ミールキット型 | 下ごしらえ済みで短時間 | カット済み食材+調味料+レシピ | 献立決めが要らず、作りたてが食べられる |
| 食材宅配型 | 自炊と同じ | 生鮮食品から日用品まで | 買い物回数を減らす。献立は自分で考える |
| 冷凍弁当型 | 温めるだけ | 調理済みの完成品 | 洗い物ごと消える。帰宅時間がずれる日に強い |
調理時間の目安は、たとえばヨシケイ公式がスマイリーミールについて短時間で作れるメニュー構成だと案内するなど、各社が公式ページで説明しています。実際の所要時間はメニューによって上下するので、ここでは性格の違いとして見てください。
「どれか1つ」に決めなくていい
ここが、私が遠回りして気づいた点です。最初は「うちはミールキット派」と決めようとしていたのですが、それが続かない原因でした。
平日の一番しんどい日は冷凍弁当、少し余裕のある日はミールキット、週末は自分で作る。この混ぜ方のほうが、二人暮らしでは現実的だと思います。
どれか1つに絞ろうとすると、「今日は宅配の気分じゃない」という日に、そのサービス自体をやめたくなってしまうんですよね。
二人暮らしの食材宅配おすすめ5サービス比較|料金・送料・エリア
2人分で比べた比較表
読者が本当に知りたいのは「2人分でいくらか」だと思うので、公式サイトの表記をもとに並べ直しました(2026年9月時点で確認した表記。地域・メニュー・時期で変わります)。
| サービス | 2人用の区切り | 2人分の料金の目安 | 送料・手数料 | 受け取り | エリア |
|---|---|---|---|---|---|
| ヨシケイ | あり(2人用コース) | 1人1食あたりの価格が地域別メニューページに日別掲載。2人×5日=その単価×10食 | 全国一律無料 | 専用宅配BOX無料貸出 | 全国(一部除く) |
| ツクリオ(旧つくりおき.jp) | あり(2人前プラン) | 2人前×週3食=7,990円/2人前×週5食=11,990円(税込・送料込) | 価格に込み | 冷蔵便 | 週3食プランは29都道府県(中国・四国・九州は対象外) |
| nosh | なし(1食単位) | 食数プランごとに1食単価が設定され、食数が多いほど単価が下がる。2人分は食数を倍にして調整 | 地域別の送料表あり | 冷凍便 | 全国 |
| コープデリ等の生協 | なし(商品単位) | 商品ごと。ミールキットは2人前前後の設定あり | 配達手数料が地域・条件別 | 置き配対応(生協により異なる) | 生協ごとのエリア |
| Oisix | ミールキットは2人前設定あり | 商品ごと。入会金・年会費なし。おためしセットは1,980円(税込・送料無料・約15品) | 注文金額により変動 | 冷蔵・冷凍便 | 全国 |
金額を入れていない欄は、公式ページで「地域別」「プラン別」「商品ごと」と案内されている部分です。ここに代表値を書いてしまうと、お住まいの地域では違う額になり、かえって判断を誤らせます。
ただ、それだと表として使いにくいのも事実なので、自分の地域の数字に置き換える手順をこの後の各項目に書きました。単価の欄を自分で埋めれば、この表はそのまま使えます。
ヨシケイの2人用コースは二人暮らしに合う?料金と送料
ヨシケイは公式サイトで、送料が無料であること、注文したい日だけ選べること、栄養士がメニューを監修していることを案内しています。
スマイリーミール(旧プチママ)は2人用の設定があり、1人あたり1食あたりの価格が公式のメニューページに日別で掲載されています。ここは地域とメニューで変わるため、郵便番号を入れてご自身の地域のページを開くのが確実です。
見積もりの手順はシンプルです。メニューページに出た1人1食あたりの価格を確認し、その単価×2人×利用日数で週の総額が出ます。週5日なら単価×10食。送料が全国一律無料なので、ここに上乗せはありません。
初回向けには5日間のお試しが公式で案内されています。内容と条件は時期によって変わるので、申し込み時点の公式表記を見てください。
向かないのは、その日の気分で決めたい方です。注文締切があるぶん、届いた日のメニューは動かせません。選ばれている理由も料金の安さではなく、届いた袋がそのまま2人分で、仕事帰りに考えることが1つ減る点です。
ツクリオ(旧つくりおき.jp)の2人前プランはいくら?エリアは?
ツクリオは、冷蔵の大皿惣菜がまとめて届くタイプです。公式サイトでは、2人前×週3食が7,990円(税込・送料込)、2人前×週5食が11,990円(税込・送料込)と案内されています。
1食(2人前)あたりに直すと、週3食プランで約2,663円、週5食プランで約2,398円。1人1食あたりでは約1,331円/約1,199円です。他社の「1食◯◯円」と並べるときは、どちらの単位かを必ず揃えてください。ここを取り違えると、倍近い誤差で判断してしまいます。
冷凍庫をまったく使わないので、狭いキッチンでも導入しやすい反面、冷蔵配送のため消費期限が短く、届いた週のうちに食べ切る前提になります。
サービス名が「つくりおき.jp」から「ツクリオ」に変わったことは、公式サイトのお知らせで案内されています。告知日と切り替え時期は公式のお知らせページに掲載されているので、旧名で検索した方はそちらを見ると、同じサービスだと確認できます。
配送エリアは、2人前×週3食プランが29都道府県に限定され、中国・四国・九州は対象外と公式に案内されています。対象の都道府県名は公式の配送エリアページに一覧で掲載されているため、ご自身の県名があるかどうかを最初に見てください。量や価格より先に確認すべき項目です。
向かないのは、平日に自宅で食べる日が読めない方です。冷蔵で期限が短いぶん、届いた週の予定が立っていることが前提になります。
noshの1食単価と送料は?二人暮らしの実質単価の出し方
nosh公式の料金ページでは、食数プラン(6食・8食・10食など)ごとに1食あたりの価格が設定され、食数が多いほど単価が下がる形が案内されています。二人暮らしは消費が倍のペースなので、食数の多いプランのほうが単価面では有利になります。
送料は地域別の送料表が公式に掲載されています。北海道・沖縄は本州より高く設定されるのが一般的な形で、同じプランでも住む地域で実質の負担が変わります。
実質単価の出し方はこうです。
1. 料金ページで、頼む食数プランの1食あたり価格を確認する
2. 送料表で、自分の都道府県の送料を確認する
3. (1食価格 × 食数)+ 送料 ÷ 食数 で、送料込みの1食単価を出す
この3手順を踏むだけで、広告に出ている「1食◯◯円」との差がはっきりします。私も以前、本体価格だけで比べて申し込み、送料を足した請求を見て計算し直したことがありました。
夫婦で好みが分かれる場合、10食のうち5食ずつを別々に選ぶ使い方ができるのは利点です。魚が苦手、片方だけ量を抑えたい、といったズレを1回の注文の中で吸収できます。
向かないのは、冷凍庫に余裕がない方と、毎回メニューを選ぶのが負担な方。選べることが売りのサービスなので、選ぶ気力がない時期には、その自由が重荷に変わります。
コープデリなど生協宅配の手数料は?買い物を減らしたい二人向け
生協・コープの宅配は、毎週決まった曜日に届くので計画的に買い物ができ、玄関先まで届くため重い荷物を運ばずに済む、と公式に案内されています。
費用面で見落としやすいのが、商品代とは別にかかる配達手数料です。金額や無料条件(一定金額以上の利用、子育て世帯や高齢者向けの割引、複数世帯でまとめて受け取るグループ利用など)は各生協が独自に定めているため、お住まいの地域の生協の公式ページで確認が必要です。
確認するときは、次の3つを見ておくと十分です。
- 1回あたりの配達手数料はいくらか
- いくら以上の注文で無料(または割引)になるか
- 二人暮らしでその金額に毎週届くか
3つ目が大事なところで、二人暮らしは1回の注文額が小さくなりがちです。無料条件が高めに設定されていると、手数料が毎週乗り続けることになります。
カット済みの材料と調味料がセットになったミールキットも扱われており、使う分だけ入っているので食材を余らせにくい、とされています。ただし取り扱い商品はコープ・生協によって異なります。
向かないのは、献立を考えること自体をやめたい方です。買い物は楽になりますが、何を作るかは自分で決めることになります。
Oisixの送料と2人前ミールキット|まず量感を確かめたい人向け
Oisixは入会金・年会費がなく、キャンセルや解約もいつでもできると公式に案内されています。固定費がないぶん、使わない月の負担が出にくい形です。
送料は注文金額によって変動する形が公式の送料ページに掲載されています。金額の区切りごとに送料が下がり、一定額以上で無料になる設計なので、二人暮らしのように1回の注文額が小さいときほど送料の影響が大きくなります。注文前に、送料ページで自分の注文額がどの区切りに入るかを見ておくと安心です。
おためしセットは、人気のミールキットや旬の食材など約15品が1,980円(税込・送料無料)、定期縛りや自動継続はなく1回限りと公式に案内されています。
私はこのおためしを、安さではなくうちの食べる量に合うかを見るために使いました。使い方は次の章に書きます。
向かないのは、毎回きっちり同じ額で食費を組みたい方。商品単位の買い物なので、カートの中身しだいで月の合計が動きます。

コースごとの金額と今週のメニューは、公式のお試し5daysのページにまとまっています。
👉 ヨシケイ「お試し5days」の料金と今週のメニューを見る
二人暮らしの「量」と置き場所はどう決める?
2人前と書いてあっても、満腹度は同じではない
ここが一番つまずきやすいところです。同じ「2人前」でも、野菜中心の構成か肉料理が主力かで、食べ終えたときの満足感はかなり違います。
夫婦でよく食べる側と少食な側がいる場合、平均に合わせると両方が微妙な思いをします。
私も、量が足りなくてご飯を大盛りにした日と、残してしまって申し訳なくなった日、どちらも経験しました。今は「足りないほうが調整しやすい」と考えて、少なめ寄りを基準にしています。足りなければ卵や納豆、豆腐を1品足せば済みますが、多すぎる分は翌日に持ち越すしかないからです。
取り分け型か、1食ずつ区切られているか
量の調整という意味では、大皿で届くタイプと1食ずつ区切られたタイプで性格がはっきり分かれます。
大皿のおかずが数品まとめて届くタイプは、よく食べる側が多めに取る、という調整が自然にできます。二人で食べる量に差があるご家庭には、この形が合いやすいです。
一方、1食ずつ区切られた冷凍弁当は、量が固定されるかわりに管理が簡単です。誰が何食食べたかが数で分かるので、在庫が読みやすい。
「量の差を毎回調整したいか、考えたくないか」で選ぶと迷いにくいと思います。
冷凍庫に本当に入る?「1週間分」の大きさを見誤りやすい
意外と見落とされがちなのが、置き場所です。二人暮らしの住まいでは冷蔵庫が300L前後というケースが多く、そのうち冷凍室が占める割合は限られます。
お使いの冷蔵庫の冷凍室容量は、メーカー公式の仕様表に記載があります。容器のサイズも各社の公式ページやよくある質問に記載されていることが多いので、注文前に突き合わせれば「何食ぶん置けるか」は計算できます。
同じ食数でも、薄型で重ねやすい容器と、仕切りで厚みが出るタイプでは結果が変わります。つまり「10食入るか」ではなく、「その形の10食が入るか」を見る必要があるということです。
「1週間分」という言葉は、冷凍庫の中では想像よりずっと大きくなります。10食が一度に届くと、冷凍庫の中身を出して並べ替えないと入らない、ということが起こります。すでに入っていた作り置きと市販の冷凍食品を、その日のうちにかなり食べる羽目になりました。
対策はシンプルで、初回にいきなり大容量を注文しないこと。少ない食数プランで入り具合を確かめてから増やすほうが、失敗したときの損が小さくて済みます。どうしても入らないなら、冷蔵で届く惣菜やその日に作るミールキットに寄せる手もあります。冷蔵タイプが選ばれるのは味の好みではなく、冷凍室を大きく空け続けるのが現実的でない家庭が多い、というだけの話です。
お試しセットは「安いから」ではなく「量を測るため」に使う
多くのサービスがお試しを用意しているのは、この量の問題があるからだと思っています。ヨシケイの5日間お試し、Oisixのおためしセット(1,980円・約15品)は、いずれも公式に案内されています。
使うときのコツは、いつもの平日と同じ条件で食べることです。私は最初、休日に張り切って作ってしまい、平日に導入してから「この下ごしらえは無理だ」と気づきました。試す日を平日に寄せるだけで、判断の精度はかなり変わります。
見るべきは味だけでなく、次の3点です。
- 食べ終えて足りたか(足りすぎなかったか)
- 片づけを含めて何分かかったか
- 冷蔵庫・冷凍庫に収まったか
これをメモしておくと、次の比較がとても楽になります。

共働きの二人暮らし、受け取りはどうする?
冷凍・冷蔵便は宅配ボックスに入らないことが多い
共働きの二人暮らしで、量の次に大きな壁がこれです。冷凍・冷蔵便は一般の宅配ボックスに入れられないことが多く、再配達を重ねているうちに週末になってしまうこともあります。
平日の日中は二人とも不在、という家庭は珍しくないので、夜間や土日の配送に対応しているかは事前に確認しておきたいところです。
専用ボックスでの置き配という選択肢
受け取りの不安をまるごと解決してくれるのが、専用ボックスを貸し出してくれるタイプです。
ヨシケイは、不在時に専用の宅配ボックスで受け取れることを公式に案内しています。私が続けられている理由の半分は、正直ここです。
生協・コープの宅配も、冷蔵品や冷凍品の置き配に対応しているとされています。ただし対応は各コープ・生協によって異なるため、申し込みの際に確認が必要だと公式に案内されています。
締切日・配達曜日・エリアは、量や価格より先に見る
受け取りで確認しておきたいのは、金額より先にこの4つです。
- 注文の締切がいつで、配達まで何日あるか
- 配達の曜日・時間帯が固定か、選べるか
- 不在時にどう扱われるか(専用ボックス/再配達/持ち帰り)
- そもそも自分の地域が配送エリアに入っているか
締切から配達までの日数と曜日の扱いは、サービスごとに大きく違い、各社の公式のよくある質問や配送案内に記載されています。ここが自分の生活リズムと合わないと、量も価格も関係なく続きません。
とくにエリア限定のサービスは、料金を比べたあとで「対象外でした」と分かると、その時間がまるごと無駄になります。私も、評判の良いサービスが自分の地域では使えないという経験を何度もしました。
二人暮らし向けプランの選び方|5つの基準
1. 送料込みの「実質単価」で並べ直す
広告に出ている「1食◯◯円」は、多くの場合、最大食数プラン・送料別・初回割引込みの数字です。二人暮らしは消費ペースが一人分の倍なので、この差がそのまま倍で効いてきます。
計算はシンプルで、(1食あたりの本体価格 × 食数)+ 送料を、実際に食べる回数で割り直すだけです。
ツクリオのように送料込みの総額で出ているサービスと、noshのように本体と送料が分かれているサービスを並べるときは、必ず送料込みに揃えてください。
2. メニューを1品ずつ選べるかどうか
宅配は大きく「1品ずつ自分で選ぶ型」と「コースにおまかせする型」に分かれます。
魚が苦手、辛いものが得意、片方だけ量を抑えている——こうしたズレがあるなら、1品ずつ選べるタイプのほうが二人分の好みを分けられます。
逆に、二人とも好き嫌いが少なくて「献立を考えること自体をやめたい」なら、おまかせ型のほうが確実に楽です。
私は「選べる」に惹かれて選んだのに、結局毎回選ぶのが面倒で放置した時期がありました。選べる自由は、選ぶ気力があるときだけメリットになるという当たり前のことに、しばらく気づけませんでした。
3. 温め方が、二人分をまとめて扱えるか
これは意外と語られない視点です。冷凍弁当の主流は電子レンジですが、多くの機種では1食ずつしか温められません。
各社の公式ページに記載された加熱時間が1食6〜7分なら、二人分では順番待ちが発生し、合計で12分以上かかる計算になります。
湯せんや流水解凍を使うタイプなら、大きめの鍋にパウチをまとめて入れられるので、二人分を一度に扱えます。大皿タイプも同じで、器に移してまとめて温められます。
「時間の長さ」より「二人がそろって食べ始められるか」を大事にしたい方は、ここを見ておくといいと思います。
4. スキップ・休止・解約のしやすさ
出張、旅行、実家に帰る週。二人暮らしでも、夕食が要らない日は思ったより多いです。
スキップや休止がアプリやWEBで簡単にできるか、注文締切日にどのくらい猶予があるかは、続けられるかどうかに直結します。
定期縛りがあるサービスの場合は、最低利用期間や解約条件も必ず確認してください。この部分は改定されることがあるので、契約前に公式サイトの表記を見るのが確実です。
5. 最低注文金額・固定費の有無
二人暮らしは注文量が少なめになりがちなので、最低注文金額や月額の設定は地味に効きます。
Oisixのように入会金・年会費がないサービスもあれば、月額会員になることで送料の条件が変わる形をとるサービスもあります。会費や送料無料の条件(購入金額の下限や対象商品の範囲)はサービスごとに細かく決まっているので、公式の料金ページで条件まで読んでおくと安心です。
固定費は、利用頻度が低い月ほど重く感じます。「毎月必ず使う」自信がないなら、固定費のない形から始めるのが無難だと思います。

二人暮らしの食材宅配の食費は高い?自炊・外食との比較
単価だけで比べると、必ず宅配が高く見える
正直に書きます。スーパーの特売品と比べれば、食材宅配の商品単価は高めです。カット済みであること、配送されること、献立が決まっていることの対価が乗っているので、当然といえば当然です。
ここだけ見ると「やっぱり高い」で終わってしまうのですが、二人暮らしの場合は捨てている分が計算から抜けています。
使い切れずに傷ませた野菜、期限を過ぎた豆腐、開けたまま残った調味料。これらはレシートには「買った額」として載っていますが、食べた分としては何も返ってきていません。前述のとおり、家庭から出る食品ロスは全国で見ても小さくない量だと農林水産省が示しています。
二人暮らしの食材宅配は月いくら?公式価格から逆算する
実際の月額は、公式に出ている価格から逆算できます。ここは家庭の事情ではなく計算の話なので、数字で出しておきます。
- ツクリオの2人前×週3食:7,990円(税込・送料込)× 4週=約31,960円
- ツクリオの2人前×週5食:11,990円(税込・送料込)× 4週=約47,960円
- ヨシケイの2人用:メニューページの1人1食単価 × 2人 × 利用日数 × 4週
- nosh:(プランの1食単価 × 食数 + 地域別送料)を、月に頼む回数分
ツクリオ以外はご自身の地域の数字が要るので、上の式に公式ページで見た単価を入れてください。このとき、夕食を宅配に置き換える日数を現実的に見積もるのがコツです。週5日全部を宅配にする前提で計算すると、たいていの家庭で実態より高い金額が出ます。
そして、この金額だけを見ても判断はできません。宅配を入れると、スーパーでの買い足しと外食・惣菜が減るからです。
比べるなら「3つの支出」をまとめて見る
私が今やっているのは、宅配代だけを見ないことです。
- 食材宅配・ミールキットの代金
- スーパーでの買い足し
- 外食・惣菜・コンビニ
この3つを合計して、月単位で見比べます。宅配を入れると3つ目が減るので、合計ではそれほど変わらない月も出てきます。
金額は家庭ごとに違いますし、うちの家計の数字をそのまま一般化してお伝えするのは避けたいので、回数で書きます。うちは「疲れて外で食べて帰る」日が週に2回あった時期から、今は週1回あるかないかに変わりました。宅配代が増えたぶん、こちらが減っている感覚です。
浮いた時間についても触れておくと、買い物に行く気力を使い切って帰宅後に何もできなかった日があるなら、それは金額に出ない負担です。ただし、その時間がそのままお金になるわけではないので、「時給換算すればお得」という説明は私は少し慎重に見ています。
業界の流れから見た、二人暮らし向けプランの今後
サービス名や料金体系は動き続けている
このジャンルを追っていて感じるのは、サービスの枠組み自体がよく変わるということです。つくりおき.jpがツクリオへ名称変更したように、名前が変わることもあれば、送料や料金体系が改定されることもあります。
私が比較を始めた頃と比べても、コース名が変わったり(ヨシケイのプチママがスマイリーミールになったのが分かりやすい例です)、プランの食数構成が組み替えられたりということは何度も起きました。古い口コミに出てくるコース名が公式サイトに見当たらず、探し直したこともあります。
読者の方が過去の記事や口コミを読むときは、その情報がいつ時点のものかを確認する癖をつけておくと安全です。私自身、古い単価をもとに予算を立てて、公式ページを開いて「あれ、違う」となったことがあります。
2人前プランは増える方向だと思っている
ここからは私の予想として読んでください。世帯人数が少ない家庭が増えている以上、「4人前が最小単位」という設計は、サービス側にとっても取りこぼしになります。
実際、2人前の区切りを前面に出すプランや、1食単位で選べる形は選択肢が増えてきました。この流れは当面続くのではないかと思っています。
一方で、エリア限定のサービスがすぐ全国に広がるかというと、そこは慎重に見ています。冷蔵で届けるタイプは配送網の制約が大きく、対象外の地域にお住まいの方は、全国対応のサービスから選ぶ前提で考えたほうが現実的です。
値上げや送料改定は「あるもの」として構える
原材料費や物流費の影響で、価格や送料の条件が見直される可能性は常にあります。
だからこそ、やめやすい形から始めることをおすすめしたいです。固定費がない、スキップできる、最低利用期間がない。この3つが揃っていれば、条件が変わったときに乗り換えやすくなります。
二人暮らしで食材宅配が向かない人・つまずきやすい点
向かないと感じやすいパターン
良い面ばかり書いても役に立たないので、率直に書きます。
- 献立を自分で組み立てるのが好きな人:決まったものが届くこと自体がストレスになります
- その日の気分で食べたい人:注文締切から配達まで数日のタイムラグがあり、急な変更が効きにくい
- 食費を1円単位で切り詰めたい人:特売品を狙う自炊のほうが安く上がる可能性は高いです
- 冷凍庫にまったく余裕がない人:冷凍タイプは物理的に入りません
- 外食が多く、自宅で食べる日が読めない人:スキップが効くサービスでも、管理の手間は残ります
「便利だから」で頼みすぎるリスク
もう一つ、私が実際にやってしまった失敗です。
宅配は注文がとても簡単なので、つい多めに頼んでしまいます。気づけば冷凍庫に食べきれない在庫があって、それを消化するために「今日は宅配の日」が続く。
利用を始める前に、月に使う上限だけでも決めておくと、この暴走は起きにくくなります。
慣れるまでは、置き換えすぎない
最初から平日5日を全部置き換えると、合わなかったときのダメージが大きくなります。
まずは一番しんどい曜日を1日だけ置き換えてみる。これが、私が今なら人にすすめたい始め方です。
うちの場合、その1日が決まるまでにしばらくかかりました。曜日ごとに帰宅時間が違うので、「どこが一番きついか」は自分でも意外と把握できていないものです。
夕飯の段取りそのものを見直す話は、また別に整理したいと思っています。宅配は段取りの選択肢の一つであって、それだけで全部が解決するわけではないからです。
まとめ:二人暮らしの食材宅配は「量と受け取り」から決める
各社の条件を並べたうえで、判断の軸はこの3つに絞れます。
1. 2人分の単位がそのまま届くか(量の計算をしなくて済むか)
2. 受け取りの心配がないか(置き配や専用ボックスがあるか)
3. 要らない週にきちんと止められるか
味や価格を先に見ていた時期もありましたが、続かない理由はほぼこの3つのどれかでした。おいしくても受け取れなければ続きませんし、安くても量が合わなければ結局余ります。
そのうえで、ご家庭の状況別に整理すると次のようになります。
時短を最優先するなら、調理済みの冷凍弁当。帰宅時間がずれる二人に向きます。ただし冷凍庫の容量と地域別の送料は先に確認してください。
作りたてを食べたいなら、2人用コースのあるミールキット型。量の計算から解放されます。
食費を抑えたいなら、生協の宅配など食材宅配型。献立は自分で考えることになりますが、買い物回数が減るだけでも負担はかなり変わります。
量の差がある夫婦なら、大皿で取り分けるタイプ。ただし冷蔵配送は消費期限が短く、対応エリアが限られることがあります。
以前の私は、宅配を始めるなら毎日使わないともったいない、と思っていました。今はまったく逆で、週のうち一番きつい日を助けてもらえれば十分だと思っています。「全部を置き換える」ではなく「一番重い日を外に出す」。これが、二人暮らしにいちばん無理のない形じゃないかと思います。
価格・送料・エリア・キャンペーンの内容は変わりますので、申し込む前に必ず公式サイトで最新の表記をご確認ください。
毎日のお仕事と夕飯づくり、本当にお疲れ様です。完璧に置き換えなくていいので、一番しんどい日だけでも肩の力を抜けたら、と願っています。
よくある質問
注文してから届くまで、何日くらいかかりますか?
サービスによって異なりますが、注文の締切日が配達日の数日前に設定されているのが一般的です。「明日食べたいから今日頼む」という使い方は基本的にできないと考えておくと、予定を立てやすくなります。締切から配達までの日数と、曜日が固定か選べるかは、各社の公式の配送案内やよくある質問に記載されています。申し込む前に、自分の生活リズムと合うかを見ておくのが確実です。
留守にしていて受け取れなかったら、どうなりますか?
扱いはサービスごとに違います。ヨシケイは不在時に専用の宅配ボックスで受け取れると公式に案内しています。コープ・生協の宅配も冷蔵品・冷凍品の置き配に対応しているとされていますが、対応は各コープ・生協によって異なるため、申し込みの際にご確認ください。一般の宅配便で届くタイプは、冷凍・冷蔵便が宅配ボックスに入れられないことが多く、再配達になります。再配達の期限を過ぎた場合の扱いは各社の規定によるので、そこも合わせて確認しておくと安心です。
二人のうち一人分だけ、量を減らしたり休んだりできますか?
1食ずつ選ぶ冷凍弁当型なら、食数そのものを調整できるので実質的に可能です。10食のうち片方の分を少なめにする、といった組み方ができます。一方、2人前がセットになっているコース型は、単位が2人分なので片方だけ減らすことはできません。この場合は、余った分を翌日に回すか、配達自体をスキップするかになります。食べる量に差があるご家庭は、大皿で取り分けるタイプか、1食単位のタイプを選ぶと調整しやすいです。
結城紬
二人分の量と受け取り方が合うかどうかは、5日間試すのがいちばん早いです。
👉 ヨシケイ「お試し5days」の料金と今週のメニューを見る
この記事で参照した公式情報
本文で触れた料金・条件・サービス内容は、次のページの記載にもとづいています(2026年9月15日確認)。金額や条件は改定されるため、申し込む前に各社の最新のページでご確認ください。


コメント