食材宅配で「安い」のは、1回の注文をまとめられるなら生協系(コープデリ・おうちコープ)、少量ずつ・不定期に頼みたいなら送料0円のヨシケイです。実際に払う金額は、商品代だけでなく送料・手数料・出資金の合計で決まるからです。
私も最初は「一番安いのはどこ」とだけ検索していました。でも各社の公式ページを並べて数字を写し取ってみて、比べる場所そのものを間違えていたことに気づいたんです。
この記事では、各社の公式サイトで確認できた金額だけを使って、1食あたりの単価・送料の無料ライン・初期費用・解約条件を、できるかぎり同じ条件(東京都・税込)でそろえて整理します。数値の確認日は2026年9月15日です。
食材宅配で安いのはどこ?公式料金から見た結論
まとめ買いできるなら生協系が有力
生協系は、1回の注文金額が一定額を超えると手数料が0円になります。コープデリ(東京都)は6,000円(税別)以上の注文で手数料が無料、おうちコープは1回14,000円以上の利用で宅配サービス料が0円です(いずれも各社公式/2026年9月15日確認)。
つまり「週にまとめて頼む」使い方と相性がいい設計になっています。日用品も一緒に頼めるので、食材以外を足して無料ラインに乗せるという手も使えます。
私が生協系をずっと候補から外せずにいるのは、ここなんです。買い物に行く回数そのものを減らせる可能性があるのは、品目数の多い総合型だけなので。
なお、この記事では東京都を基準にそろえていますが、おうちコープは神奈川・静岡・山梨が対象エリアで、東京都にお住まいの方は利用できません。料金の考え方を比べるための参考として並べています。
少量・不定期ならヨシケイが候補になる
ヨシケイは入会金・年会費・配達手数料がすべて無料で、1日単位・必要な人数分から注文できます(ヨシケイ公式/2026年9月15日確認)。
注文金額にかかわらず送料がかからないので、「今週は2日だけ」という頼み方をしても送料負けが起きません。週によって注文量がぶれる家庭には、この一点がそのまま安さになります。
ヨシケイが選ばれるのも、単価の安さより、送料を気にせず1日単位で頼めるところです。
「安い」の答えが人によって変わるのはなぜ?
ここが一番お伝えしたいところなのですが、同じサービスでも、注文の仕方によって実際の負担額はまったく変わります。
パルシステム(東京)は、1回の利用金額が12,000円以上なら手数料0円ですが、2,000円未満だと248円(税込)かかり、しかも注文がない週にも発生します(パルシステム公式/2026年9月15日確認)。
安さの比較は、料金表の最安値を探す作業ではなく、自分の注文パターンを料金体系に重ねる作業です。この記事の残りは、その重ね方を具体的な数字でお見せしていきます。
ヨシケイ型と生協型、どちらが合う?3つの軸で見る
どちらが安くなるかは、私は次の3つで見分けています。数字ではなく、生活のかたちの話です。
- 世帯人数:人数が増えるほど1回の買い物金額が自然に大きくなり、生協の無料ラインに届きやすくなります。2人暮らしだと、無理に届かせようとして買い足しが起きがちです。
- 在宅時間:ヨシケイは毎日届く代わりに、置き配や保冷ボックスの運用が前提になります。週1回の受け取りにまとめたい人は生協型のほうが気持ちがラクです。
- 冷蔵庫と冷凍庫の容量:まとめ買いは、入れる場所がないと成立しません。庫内がいつもぎゅうぎゅうなら、都度型のほうが結果的に無駄が出ません。
私はこの3つのうち、冷蔵庫の容量を一番あとから思い知りました。安さの話をしていたはずが、最後は「入るかどうか」で決まったんです。
コースごとの金額と今週のメニューは、公式のお試し5daysのページにまとまっています。
👉 ヨシケイ「お試し5days」の料金と今週のメニューを見る
食材宅配の1食あたりの値段はいくら?各社の税込単価を比べる
公式価格から計算した1食単価の比較表
「1食いくら」は各社が同じ形で公表していないので、公式に出ている価格を、書かれている人数・食数で割って並べました。並び順は1食あたりの安い順です。
| サービス・商品(公式表記) | 公式価格(税込) | 想定食数 | 1食あたり〈推計〉 |
|---|---|---|---|
| ヨシケイ お試し5days(手作り・家庭メニュー/2人用・5日分/初回限定) | 3,350円程度 | 10食 | 335円程度 |
| コープデリ ミールキット 主菜1品(2人前) | 885円 | 2食 | 約443円 |
| パルシステム お料理セット チンジャオロース(2〜3人分) | 970円 | 2食 | 約485円 |
| Kit Oisix(2人前) | 994円〜 | 2食 | 497円〜 |
| コープデリ らくうま2品 主菜+副菜1品(2人前) | 1,134円 | 2食 | 567円 |
| ヨシケイ 同コース通常価格(2人用・5日分) | 6,700円程度 | 10食 | 670円程度 |
| コープデリ いろどり3品 主菜+副菜2品(2人前) | 1,382円 | 2食 | 691円 |
| わんまいる 健幸ディナー 定期(1週間に1回・1週間分) | 6,280円 | 5食 | 1,256円 |
※価格はコープデリ公式(2026年8月時点の価格と表記)、パルシステム公式(お料理セットは2025年6月時点の価格と表記)、ヨシケイ公式「お試し5days」ページ、Oisix公式のよくある質問、わんまいる公式の商品ページ。いずれも2026年9月15日に確認しました。
※「1食あたり」は公式価格を表記人数・食数で割った〈推計〉で、各社が公表している数字ではありません。地域・週によって価格は変わります。
※ヨシケイのお試し5daysは初回限定のキャンペーン価格です。実施状況や対象コース、終了時期は公式でご確認ください。
※前提がそろっていない点は先にお伝えします。コープデリ・パルシステム・Kit Oisixは2人分で1セット、わんまいるは1人分×5食です。わんまいるには送料が別途かかります。
「1食◯◯円」を読み間違えないための割り算
各社が出す「1食◯◯円〜」は、たいてい一番安い条件での金額です。ここを勘違いすると、想定より高くなります。
たとえば「2人分×5日分で5,000円」なら、1食あたりは500円。人数で割るのを忘れると倍違ってしまいます。
- 2人前×5日=10食として割る(5日で割らない)
- 送料や手数料を足してから割る
- 主食(ごはん)や基本の調味料は別にかかることを頭に入れる
私も最初、コースの総額だけを見て「高い」と感じて候補から外したサービスがありました。人数で割り直したら、じつは想定の範囲内だったんです。
品数が増えると単価は素直に上がる
表を見ると、同じコープデリでも主菜1品なら約443円、副菜2品つきなら691円と、250円近く差があります。ヨシケイも、初回限定価格と通常価格では倍近い開きがあります。
これは値段の高い安いというより、「どこまで外注するか」の違いです。副菜まで届く分だけ、自分で用意する品が減ります。
私は最初、この違いを見ずに「A社は安い、B社は高い」と比べていました。品数をそろえて並べ直したら、思っていたほど差はなかったんです。
差額248円を、副菜2品の手間と比べる
ここは私の判断基準の話です。主菜1品の約443円と、副菜2品つきの691円。その差はおよそ248円です。
私は迷ったとき、この248円を「副菜を2品つくる手間を買う値段」と言い換えて考えます。もやしを洗ってナムルにして、汁物をひとつ用意する。materials費は数十円でも、その工程を平日の夜にやるかどうか、という話になります。
体力がある週は、副菜は自分でつくったほうが納得できます。逆に、帰宅が遅くて台所に立つだけで気力が削られる週は、248円で買ったほうが結果的に安い。同じ家でも週によって答えが変わる、というのが正直なところです。
だから私は、コースを1つに固定するより、品数の違う2つを行き来できるサービスのほうが、結果として無駄が出にくいと思っています。

食材宅配の送料・手数料はいくら?無料になるラインを確認する
コープデリ(東京都)の手数料と無料ライン
コープデリ東京都の個人利用は、6,000円(税別)以上の注文で0円。6,000円未満は基本手数料88円+配達手数料110円の合計198円(税込)で、商品の配達がない週は基本手数料88円のみかかります(コープデリ公式/2026年9月15日確認)。
この「6,000円(税別)」は、税込に直すとおおよそ6,500円前後です(食品の軽減税率8%なら6,480円、10%の商品が混ざればもう少し上)。あとで出てくるパルシステムの12,000円は税込表記なので、頭の中で並べるときは、この換算を挟んでください。
子育て世帯の割引はかなり手厚い部類です。赤ちゃん割引は妊娠中から1歳未満まで利用金額にかかわらず0円(適用期間は申込から1年間)、その後は子育て割引に自動移行し、小学校入学前の3月末まで3,000円(税別)以上の利用で0円になります。
さらにコープみらい限定で、月額の注文金額が12,000円(税別)以上の場合、その月に負担した手数料相当分をポイントで戻す制度もあります。新規加入時に手数料が一定期間0円になる特典も案内されていますが、無料になる週数は都道府県によって異なるので、ここは加入前に必ず自分の地域の案内を見てください。
パルシステム(東京)の手数料は4段階
パルシステム東京の手数料は、1回の利用金額で4段階に分かれます。12,000円以上で0円、5,000円以上で165円、2,000円以上で198円、2,000円未満で248円(すべて税込/パルシステム公式/2026年9月15日確認)。
見落としやすいのは、注文がない週にも手数料が発生すると公式にはっきり書かれている点です。加入5年以上の方は8,000円(税込)以上の注文で無料になる長期利用優遇もあります。
コープデリの税込およそ6,500円前後と比べると、パルシステムの無料ラインは12,000円で高めです。ただし5,000円台でも165円まで下がるので、中くらいの注文額なら差は小さくなります。
おうちコープ・Oisixの送料無料ラインは?
おうちコープ(神奈川・静岡・山梨)の宅配サービス料は、1回3,500円以上で110円、3,500円未満で198円、1回14,000円以上の利用で0円。こちらも利用の有無にかかわらず毎週かかる定額制と公式に書かれています(おうちコープ公式/2026年9月15日確認)。
Oisixは2026年6月18日に送料を一部改定しました。定期宅配の会員で本州にお届けの場合、税抜6,500円以上で0円、4,500〜6,499円で300円、2,000〜4,499円で600円、1,999円以下で1,200円です(Oisix公式/2026年9月15日確認)。
定期宅配を使っていない場合は同じ本州でも、8,000円以上で0円、1,999円以下は1,600円と重くなります。冷凍商品の注文が1,600円(税抜)未満だと冷凍手数料300円がかかる点も公式に案内されています。
ヨシケイは0円、わんまいるは一律
ヨシケイは注文金額にかかわらず配達料がかかりません。入会金・メニューブック代・食材の配達料はすべて無料と公式に書かれています。
わんまいるは逆に一律で、本州・四国・九州は1,080円(税込)、北海道・沖縄県は2,645円(税込)。いくつ注文しても送料は変わらないとも明記されています(わんまいる公式/2026年9月15日確認)。
この2社は、料金の考え方が正反対です。毎回の受け取り頻度が高いならヨシケイ型、まとめて冷凍で買い置きするならわんまいる型が噛み合います。わんまいるは送料が一律なので、5食だけ頼むのと10食まとめて頼むのとでは、1食あたりの実質負担がかなり変わります。
冷凍で届いて送料が一律なので、まとめ買い派には計算しやすい形です。
👉 わんまいる「健幸ディナー」の内容を見る
食材宅配に最低注文金額はある?出資金・年会費とあわせて整理
「最低注文金額」より「無料ライン」で考える
今回確認した各社の料金ページ・よくある質問の範囲では、「これ未満は注文できない」という形の最低注文金額の記載は見当たりませんでした。代わりに置かれているのが、手数料や送料が下がる・無料になる金額のラインです。
つまり実務上のハードルは「頼める最低額」ではなく「損をしにくい最低額」。ここを自分の1回の買い物額と比べるのが、いちばん現実的です。
ヨシケイは1日単位で好きな献立を好きな人数分から注文できると公式に明記されていて、ここだけ設計思想が違います。
損をしにくい金額ライン(税込・エリア明記)
| サービス(対象エリア) | 手数料・送料が0円になる金額 | 少額注文時の負担 |
|---|---|---|
| ヨシケイ(配達エリア内) | 金額を問わず0円 | なし |
| コープデリ(東京都) | 6,000円以上(税別=税込およそ6,500円前後) | 198円(配達がない週は88円) |
| Oisix(定期会員・本州) | 6,500円以上(税抜) | 1,200円(1,999円以下) |
| パルシステム(東京) | 12,000円以上(税込) | 248円(2,000円以上198円/5,000円以上165円) |
| おうちコープ(神奈川・静岡・山梨) | 14,000円以上 | 198円(3,500円以上110円) |
| わんまいる(本州・四国・九州) | なし | 一律1,080円(北海道・沖縄2,645円) |
※各社公式/2026年9月15日確認。金額区分の税表記は各社の表記に合わせ、税別・税抜のものはその旨を添えています。
出資金は預けるお金、年会費は戻らないお金
生協に加入するときの出資金は、支払い切りではなく預けるお金です。パルシステムの出資金は1,000円で、生協を脱退する際には返金すると公式に書かれています。
おうちコープも、加入時に支払った出資金の返金には書類による脱退の手続きが必要と公式に案内しています。返ってくるお金である以上、これを「初期費用が高い」と受け取って候補から外すのは、少しもったいないと思うんです。
一方で、年会費や利用料は戻りません。ヨシケイは入会金・年会費とも無料と公式に明記されていますが、サービスによっては継続コストとして毎年積み上がります。ここは「返ってくるか、返ってこないか」で分けて考えると迷いません。
食材宅配のお試し価格はどれくらい安い?初回キャンペーンの見方
ヨシケイのお試し5daysは通常の半額水準
ヨシケイの公式ページでは、お試し5days(手作り・家庭メニュー)の5日間合計が、2人用で通常6,700円程度のところ3,350円程度(税込)、3人用で8,400円程度が4,200円程度、4人用で10,700円程度が5,350円程度と案内されています(ヨシケイ公式/2026年9月15日確認)。
1食あたりに直すと335円程度〈推計〉。通常価格の水準は670円程度〈推計〉なので、初回だけを見て「この値段が続く」と思い込むと、翌週から驚くことになります。
初回限定である以上、お試し価格は「合うかどうかを確かめる費用」です。安さの判定は、必ず通常価格のほうで行ってください。
Oisixのおためしセットと、定期会員の送料
Oisixのおためしセットは1,980円(税込)で送料は発生しないと公式に案内されています。おためしセットのあと、定期会員として買い物をすると通常の送料が発生し、規定の金額以上で無料になる仕組みです。
Kit Oisixは2人前が994円(税込)から、3人前が1,566円(税込)からと公式に書かれています。ここも「から」の金額なので、実際に選ぶメニューによって上振れします。
私が最初にやってしまったのは、おためしセットの満足度だけで継続を決めたことでした。中身はいいのに、通常の注文だと送料の無料ラインに届かない週が続いて、結局モヤモヤしたんです。
お試しで見るべきは、値段ではなく手間
お試し期間に確認してほしいのは、金額より段取りのほうです。届いた食材を何分で冷蔵庫に収められるか、調理中に洗い物がどれだけ出るか、子どもが食べたか。
金額は公式サイトを見れば後からでも分かりますが、この3つは自分の台所でしか分かりません。だからお試しは「安いから頼む」ではなく「測るために頼む」ものだと思っています。

安い食材宅配を選ぶとき、どこで失敗しやすい?
注文しない週にも手数料がかかる
生協系でいちばん見落とされやすいのが、ここだと思います。パルシステムは注文がない週にも手数料が発生すると公式に書いていますし、おうちコープの宅配サービス料も利用の有無にかかわらず定額です。
コープデリも、商品の配達がない週は基本手数料88円(税込)がかかります。金額としては小さくても、「頼まなかったのに引かれている」という感覚は地味に効きます。
私は最初の頃、忙しくて注文を飛ばした週がありました。あとから明細を見て、頼んでいない週の分が並んでいるのを見つけて、仕組みを読み直したんです。損をしたというより、自分が制度を読まずに始めていたことに気づかされた出来事でした。
なお、事前に休止の手続きをすれば手数料がかからない場合もあります。ここは生協ごとに扱いが違うので、加入時の案内で確認しておくと安心です。
「安いから」で買い足して結局高くなる
カタログを開くと、特価品がきれいに並んでいます。安いものを見つけた満足感で、必要のないものまで入れてしまう。
冷蔵庫に入りきらず、翌週の配達日になってもまだ野菜が残っていた、ということが私にもありました。安く買えたはずなのに、使いきれなければ高い買い物です。
対策は地味ですが、先に予算を決めることに尽きます。安い宅配ほど、使う前に上限を決めておく。逆説的ですが、これが一番効きました。
量の単位が家族構成と合わない
ミールキットは2人前以上が基本のものが多く、少人数世帯だと単位が合いません。コープデリのミールキットは保存期間がお届け日を含め最長4日と公式に案内されていて、冷蔵のキットは日持ちする前提で買うものではありません。
「多い日は翌日に回せばいい」と考えていても、期限が短いと回しきれないことがあります。人数より先に、食べきれるサイクルかどうか。
単価が安くても、量の単位が家族に合っていなければ、その安さは自分のものになりません。人数別の量の話は、それだけで別の記事になるくらい長くなるので、ここでは料金の軸に絞ります。
食材宅配の解約・退会はどうする?ヨシケイの締切と生協の脱退
ヨシケイの退会はいつでもできる?注文締切はいつ?
ヨシケイは、退会はいつでも可能で費用は一切かからないと公式に明記されています。担当スタッフまたは各社の窓口へ連絡する形で、注文済みで未配達の商品がある場合は、その商品のお届け後の退会になります。
注文の追加・変更・キャンセルは、原則としてお届け前週の水曜日17:00まで。キャンセル料はかかりません。翌週お届け分の締切も毎週水曜17:00です(大型連休や年末年始は変更される場合あり)。
「解約が面倒そうで踏み出せない」という声はよく聞きます。私も最初はそうでした。でも締切の曜日と時刻さえ頭に入れておけば、止めたい週を止められる仕組みだと分かって、ずいぶん気が楽になりました。
パルシステム・おうちコープの脱退と出資金の返還は?
生協の場合、やめることは「脱退」という手続きになります。パルシステムは脱退時に出資金(1,000円)を返金すると公式に書いていますし、おうちコープは出資金の返金に書類による脱退の手続きが必要と案内しています。
つまり、電話一本でその場で完結、という形ではない可能性があります。手続きの具体的な流れや所要期間まで公式ページに書ききられていない部分もあるので、申し込み画面に進む前に、脱退の案内ページを一度開いておくことをおすすめします。
私が申し込み前に必ず見るようになったのは、価格ページではなく、この「やめ方」のページです。入口より出口を先に見ておくほうが、始めるときの心理的な負担が軽くなります。
やめる前に「休む」という選択肢はある?
生協やOisixには、解約とは別に休止・スキップにあたる仕組みがあります。Oisixの公式のよくある質問には、休止(定期ボックスの一時停止)と解約(定期ボックスの利用停止)が別の項目として並んでいます。
完全にやめてしまうと、生協なら出資金の手続きが発生し、再開時にまた入り直すことになります。一時的にしんどいだけなら、休む選択肢が先にある。
ここを知らずに「合わないから解約」と決めてしまうと、あとでもう一度使いたくなったときに手間が増えます。
食材宅配の料金はこれからどうなる?2026年の改定から読む
2026年に起きた3つの改定
コープデリ宅配は、基本手数料と配達手数料に分かれていた個配手数料を「コープデリ手数料」に一本化し、コープみらいでは一部値上げを行う制度変更を予定していました。2026年6月以降の実施と案内されていましたが、システム開発に時間を要するとして2026年5月11日に延期が発表され、変更時期は未定となっています(コープみらい公式のお知らせ/2026年9月15日確認)。あわせてクレジットカード決済の導入も準備中とされています。
Oisixは2026年6月18日から、1回の注文が2,000円(税抜)未満の場合の送料規定を変更しました。本州お届けでこれまでの600円から1,200円へと変わっており、2,000円以上の注文には影響がないと公式に説明されています。
おうちコープも宅配サービス料の改定を案内しており、物流コストの上昇を理由として挙げています。
私はこう読んでいます
同じ時期に、少額注文の負担を重くする方向の改定が重なっている。ここに各社の本音が出ていると感じます。
配送1回あたりのコストが上がっている以上、「少額でも運ぶ」ことを維持するのが難しくなっている。だとすれば今後も、無料ラインが下がるより上がる可能性のほうが高いと私は見ています。
だから選ぶときは、今の無料ラインぎりぎりを狙うのではなく、ラインが少し上がっても耐えられる使い方かどうかを基準にしたほうがいい。あるいは、そもそも無料ラインという概念のないヨシケイのような都度型に寄せる。どちらかだと思います。
もちろんこれは私の予想で、外れる可能性もあります。ただ、料金表を見るときに「この数字は動く」と前提を置いておくだけで、選び方はずいぶん変わります。
だから「今の最安」だけで決めない
ネット上の比較記事に書かれている数字は、読んだ時点ですでに古い可能性があります。この記事も例外ではありません。
だからこそ、金額そのものより、料金の「かたち」を見てほしいんです。まとめ買い前提の設計か、都度注文前提の設計か。そこが自分の生活と合っていれば、多少の改定では選択が崩れません。
最終的な判断の前に、必ず各社の公式サイトで最新の料金をご確認ください。これだけは、どうしてもお願いしたいところです。

食材宅配を続けられるか?料金以外に見る3つの基準
基準1:受け取りは日時指定できる?
答えは、多くの場合できません。ヨシケイは日々決まったルートで配送するため時間指定でのお届けはできないと公式に明記されていて、午前10時から午後5時ごろの間に、毎日ほぼ同じ時間帯に届く運用です。
その代わり、不在前提の仕組みが最初から用意されています。ヨシケイは保冷性に優れたクールBOXでの置き配が可能で、希望者には鍵付きの「あんしんBOX」も貸し出していると公式に案内しています。おうちコープも、不在時に保冷材やドライアイスを入れてシールで封印すると書いています。
共働きで私が一番きつかったのは、実は料金ではなく受け取りでした。受け取れない週が重なると、どんなに安くても続きません。置き配や保冷ボックスの運用が最初から組み込まれているかどうかは、料金表より先に見ていいくらい大事だと思っています。
基準2:献立は飽きないか、選ぶ自由度はあるか
安さだけで選ぶと、次に効いてくるのが「またこれか」という感覚です。ここは料金表には出てきません。
Kit Oisixは毎週20種類以上を販売していると公式に案内されていますし、わんまいるは主菜1品+副菜2品×5食を週替わりでお届けし、8週間同じメニューは出さないと公式に書いています。ヨシケイは複数のコースが用意されていて、週単位でコースを変えられます。
利用者の声を見ていても、「献立を考えなくていいのが助かる」という感想と、「同じような味つけが続くと感じる」という指摘の両方があります。どちらも本当だと思うんです。選べる幅が広いほど飽きにくい代わりに、選ぶ手間は残る。ここは献立を考えない仕組みを求めている人ほど、先に確認しておいたほうがいい点です。
私の場合は、飽きる前に「今週はコースを変える」という逃げ道があるかどうかで、続くかどうかが分かれました。
基準3:休む・スキップが手軽にできるか
3つめは、止めやすさです。前の章で触れたように、生協もOisixも休止の仕組みを持っています。ヨシケイは水曜17:00の締切までに手続きすれば、翌週分を止められます。
ここで見るべきなのは「休めるか」ではなく「どれくらいの手間で休めるか」。アプリの数タップで済むのか、電話が要るのか、何週間前から申請が必要なのか。
忙しい人ほど、休む手続きを後回しにします。そして手数料だけが引かれていく。皮肉なようですが、止めやすいサービスがいちばん無駄が出にくいというのが、私のいまの結論です。
まとめ:使い方別・安い食材宅配の選び方
結論を1つに絞らず、使い方ごとに置いておきます。
- 週にまとめ買いできる/日用品も一緒に頼みたい → コープデリ(東京都なら6,000円税別以上で手数料0円)
- 少量・不定期に頼みたい/週によって注文量がぶれる → ヨシケイ(金額を問わず配達料0円、1日単位で注文可)
- 冷凍で買い置きしたい/受け取り頻度を減らしたい → わんまいる(送料は一律。まとめて頼むほど1食あたりの負担が下がる)
そのうえで、選ぶ前に自分の数字を1つだけ出してみてください。「1回の買い物で、だいたいいくら使っているか」。この金額を各社の無料ラインに重ねるだけで、候補は自然に2つくらいまで絞れます。
そして料金が近い2社で迷ったときは、受け取り・献立の幅・休みやすさの3つで比べる。安さは入口の話で、続けられるかどうかは、そこから先で決まります。
料金・送料・キャンペーンはいずれも変わります。申し込む前に、必ず各社の公式サイトで最新の条件を確認してくださいね。
よくある質問
食材宅配でいちばん安いのはどこですか?
1食あたりの公式価格だけで見ると、初回限定のヨシケイ「お試し5days」が2人用で1食335円程度〈推計〉と低めです。ただし通常価格は670円程度〈推計〉になります。継続前提なら、手数料が0円になるラインまで注文をまとめられるかどうかで、どこが安いかが変わります。
注文しない週でも料金はかかりますか?
生協系はかかる場合があります。パルシステムは注文がない週にも手数料が発生すると公式に明記しており、コープデリも商品の配達がない週は基本手数料88円(税込)がかかります。おうちコープの宅配サービス料も利用の有無にかかわらず定額です。事前に休止の手続きができる場合もあるので、加入時に確認しておくと安心です。
出資金は戻ってきますか?
生協の出資金は預けるお金で、パルシステムは脱退の際に返金すると公式に書かれています(出資金は1,000円)。おうちコープも返金には書類による脱退の手続きが必要と案内しています。一方、年会費や利用料は戻らないお金なので、分けて考えると判断しやすくなります。
ここまで並べてきたとおり、少量ずつ不定期に頼みたいなら、配達料の条件がないところが結局いちばん軽く済みます。
👉 ヨシケイ「お試し5days」の料金を公式で確認する
この記事で参照した公式情報
本文で触れた料金・条件・サービス内容は、次のページの記載にもとづいています(2026年9月15日確認)。金額や条件は改定されるため、申し込む前に各社の最新のページでご確認ください。


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