ミールキットが「まずい」と言われるのは、味そのものが悪いというより、カット野菜の食感・付属のたれの味付け・量・消費期限の4つのどれかが、思っていた完成図とズレたときに、その違和感が「まずい」という一言に置き換わってしまうからです。
結論から言うと、このズレを減らす使い方は3つ。届いた日に作る/最初の一回はレシピどおりに作る/味の方向性が違う複数社を試す。この順番で効きます。
私も最初にミールキットを頼んだ日、袋を開けた瞬間に「思っていたのと違う」とがっかりしたことがあります。あのときの落胆は、味ではなく段取りの話だったと今なら分かります。
ミールキットが「まずい」と言われる理由は何?
味の作りが悪いというより、期待していた状態と届いた状態のズレが原因になっているケースがほとんどです。ズレの入り口は、食感・味付け・量・期限の4つに整理できます。
ミールキットの「まずい」は味そのものより期待とのズレ?
検索窓に「ミールキット まずい」と打ち込む人の多くは、ひどい味に当たった人ではなく、これから頼もうか迷っている人だと感じています。
お金を払って失敗したくない。その不安が、いちばん強い言葉になって検索窓に入る。私自身がそうでした。
実際に使ってみると、「まずい」ではなく「思っていたのと違う」で説明できることがほとんどです。そして違いの正体は、たいてい味以外のところにあります。
ミールキットの味の印象を下げる4つの原因とは?
各社の商品ページと公式のレビュー欄を追いかけると、味の印象を下げる要因はこの4つに集約されます。
- カット済み野菜の食感:切ってから届くぶん、シャキシャキ感が弱く出ることがある
- 付属のたれの味付け:合わせ調味料の方向が、自分の家の味とズレる
- 量のバランス:おかずが足りず、食事全体の満足度が下がる
- 消費期限:使うタイミングが遅れて、本来の状態で食べていない
同じ「まずい」でも、原因が違えば対処もまったく違います。ここを分けずに一括りにするから、次の一手が見えなくなるんですね。
この4つのズレは、どこで起きているのか?
大事なのは、4つのうち3つまでが「調理する前」に決まっているという点です。
カットされた時点で食感の上限は決まり、たれが同梱された時点で味の方向は決まり、内容量が決まった時点で満足度の土台も決まっています。
だから私は、キットが届いてからおいしくしようとするのをやめました。届く前の選び方で、勝負の大半がついているからです。
そのうえで、届いた日に作るかどうか。ここだけが唯一、こちら側が最後まで動かせる変数だと思っています。この一点は、この記事のいちばんの結論なので、後の章では繰り返さずに済むよう先に置いておきます。
カット済み野菜だとミールキットの味は落ちる?
水分と食感は落ちやすくなります。ただしその代わりに火の通りが揃うので、強火・短時間・当日調理でかなり埋められます。
カット野菜の消費期限が短いのはなぜ?
理由は公式がはっきり説明しています。
パルシステムのお料理セットの消費期限は、セットの中でもっとも期限が短いものに合わせて設定されています。野菜は丸のままなら日持ちするものでも、カットすれば表面積が増えて劣化のリスクが高まる。カット後に殺菌・洗浄をしても、何日も日持ちを向上させる効き目はない(パルシステム公式FAQ/2026年8月29日確認)。
つまり、カット済みであることと期限の短さはセットです。便利さの裏側に必ずくっついてくる条件で、どのサービスでも避けようがありません。
同社は、お料理セットは冷凍保管に向かないとも案内しています。カット野菜は解凍時に品質が大きく損なわれ、レシピどおりに調理できなかったり食味が悪くなったりするため、消費期限内に調理してほしい、という説明です(パルシステム公式FAQ/2026年4月14日更新・同日確認)。
「余りそうだから冷凍しておこう」は、冷蔵キットに関しては裏目に出ます。
ミールキットのカット野菜は洗わずに使える?
鮮度と並んでよく聞かれるのが衛生面です。ここも公式に記載があります。
ヨシケイのカット野菜は、洗わずそのまま調理できる。製造は群馬県富岡市のベジフレッシュで、洗浄には食品添加物として認められている微酸性次亜塩素酸水(濃度10〜30ppm)が使われています(ヨシケイ信州公式FAQ/2026年8月29日確認)。
私はここを読んでから、届いたカット野菜を水で洗い直すのをやめました。洗えば水を吸って、炒めたときに余計な水分が出ます。良かれと思ってやっていたことが、しんなりの原因になっていたわけです。
カット済み野菜の食感を落とさない調理のコツは?
そのうえで、食感を残すために私がやっていることを並べます。
- 炒め物は強めの火で短時間。弱火でだらだら炒めると水が出て、余計にしんなりする
- もやしや葉物は最後に入れて、火を通しすぎない
- フライパンに一度に全部入れず、火の通りにくいものから順に入れる
- 仕上げにごま油やすりごまをひと振りして、香りで満足感を足す
- 作り置きにせず、食べる直前に加熱を終える
どれも数秒の差ですが、着地はけっこう変わります。
一方で、カット済みには味のプラスもあります。大きさが揃っているので火の通りにムラが出にくい。自分で切ると玉ねぎだけ生っぽい、じゃがいもだけ硬いということが起きますが、キットではそれがほぼ起きません。失敗の芽をひとつ潰してくれているとも言えます。
では、火加減の話でも埋まらない部分はどこか。次は、こちらの努力ではどうにもならない「たれ」の話です。

ミールキットの味付けが自分の家の味と合わないのはなぜ?
付属のたれが、そのメーカーの想定する多数派の味に合わせて設計されているからです。合わないのは欠陥ではなく、基準のズレです。
付属のたれは誰の味に合わせて作られている?
ミールキットの味は、ほぼ付属の合わせ調味料で決まります。ここが便利さの核心で、同時に好みが割れる場所でもあります。
パルシステムのお料理セットは、カット済みの国産野菜と国産肉などの素材に、たれとレシピがセットされた構成。2014年に3種のメニューから販売を開始し、これまでに500以上のメニューが開発されています(パルシステム公式ニュース/2026年8月29日確認)。それだけの数を作るということは、味の方向も幅広く振られているということです。
同じキットでも、和・洋・中・アジアで味の設計はまるで違います。1回試して「このサービスは合わない」と決めるのは、その1メニューを試しただけ、という話でもあるんですね。
ミールキットの味が薄いと感じるのはなぜ?
「味が薄い」という感想には、原材料側の事情が絡んでいます。
パルシステムのお料理セットは、野菜と肉に国産や産直品を使い、添付のたれに「調味料(アミノ酸等)」を使用していません(パルシステム公式サイト/2026年8月29日確認)。
Oisixも、賞味期限が短い理由として、食材本来の味と鮮度を大切にするため合成保存料を使用していない商品を多数扱っていることを挙げています(Oisix公式ヘルプ/同日確認)。
うま味調味料や保存料を足していない設計は、素材の味が前に出ます。それを「素材が生きている」と受け取る人もいれば、「輪郭がぼやけて物足りない」と受け取る人もいる。同じ一皿が、慣れている味の濃さによって正反対に評価されるのが、ミールキットの感想が割れる根っこです。
私自身の話をすると、今も続けているヨシケイのスマイリーミール
(旧プチママ)と、比較のために契約したOisixのKit Oisixを、同じ週に続けて作ったことがあります。
Kit Oisixのビビンバの日は家族の箸が進み、その翌週にヨシケイの和風の炒め物を出したとき、「今日、味薄くない?」と言われました。でも同じメニューを間を空けて作った日は、普通に完食でした。
前の晩の味の記憶が、翌日の基準をずらしていた。味が変わったのではなく、こちらの舌の基準が動いていたんです。
味付けが合わないという声は実際にどれくらいあるの?
ここは正直に書きますが、味付けへの不満は口コミ全体の中では少数派だと感じています。
各社の公式サイトの商品ページには利用者のレビュー欄があり、私も注文前に必ず目を通します。星の低い投稿を開くと、「味が濃い」「甘すぎる」といった味の方向に関する感想は確かにありますが、件数としては量や期限に関する投稿のほうが目立ちます(各社公式サイトの商品レビュー欄/2026年8月29日確認)。
しかも「濃い」と「薄い」が同じメニューに同居していることも珍しくありません。これは味の欠陥ではなく、家庭ごとの基準の幅がそのまま出ていると読むのが自然だと思います。
なお、こうした感想を扱う比較メディアや個人ブログの記事も多くありますが、そこで紹介されている投稿は書き手が別の場所から引いてきたものです。判断材料にするなら、注文しようとしている商品ページのレビュー欄を自分で開くほうが早いし確かです。
味の物足りなさは、これから解消されていく?
私はここに、期限延長とは別のもう一つの流れを見ています。
コープデリのミールキットには、和洋中の定番に加えて世界各国の名物料理を再現した「World Dish」シリーズや、冷凍タイプの「Bistro Deli」シリーズがあります(コープデリ連合会公式プレスリリース/2026年1月5日・2026年8月29日確認)。
メニューの幅が広がるということは、「濃い味が好きな家」も「素材寄りが好きな家」も、同じサービスの中で自分に合う棚を見つけられるようになるということです。
冷凍タイプが増えていることも、味の面では追い風だと私は見ています。冷凍は水分が出にくく、届いてから食べるまでの状態のブレが小さい。つまり「たまたま落ちた状態で食べてしまう」事故が減ります。
味付けの合う・合わないは最後まで個人差が残る領域ですが、選べる幅と状態の安定という二方向から、物足りなさを感じる場面は減っていくのではないでしょうか。
ミールキットの味付けを自分の家の味に寄せるには?
私は今、キットの味付けをそのまま受け入れるのをやめました。
作る前に付属のたれを少しなめて、家族の顔を思い浮かべて足りないものを足します。
- 甘みが欲しければ、みりんかはちみつを少し
- 塩気が足りなければ、しょうゆを数滴
- ぼやけると感じたら、仕上げに酢かレモンをひとたらし
- 子どもが辛いものを苦手なら、取り分けたあとで大人分にだけラー油や豆板醤
せっかくの合わせ調味料に手を加えるなんて、と思っていた時期もありました。キットは完成品ではなく素材だと考えを切り替えてから、失敗したという感覚がほとんどなくなりました。
ミールキットの量が少ないと味の満足度まで下がる?
コープデリの2〜3人前セットは本体価格820円中心で、これは主菜1品ぶんの量です(コープデリ公式サイト/2026年8月29日確認)。ご飯も汁物も含んだ一食分だと思って開けると、物足りなさが「まずかった」に化けやすくなります。
ミールキットの「2〜3人前」は何を基準にした人数?
主菜1品としての目安です。ここを取り違えると、足りないと感じやすくなります。
パルシステムの「3日分の時短ごはんセット」には、おとな2人分と増量した3人分が用意されており、家族の人数や食べる量に合わせて選べる構成です(パルシステム公式サイト/2026年8月29日確認)。
つまり各社とも「人数」ではなく「食べる量」で選ばせる方向に寄せてきています。裏を返せば、人数表示だけを見て選ぶと外れやすいということです。
ミールキットの1食あたりの価格はどれくらい?
量を語るなら、値段と並べないと判断できません。東京都・税込の目安を並べます。
| サービス | 1食(1人)あたりの目安 | 何が含まれるか |
|---|---|---|
| コープデリ ミールキット | 2〜3人前で本体価格820円中心(別途消費税) | 主菜1品ぶんの食材とたれ |
| ヨシケイ | 1人あたり約350円〜(コースにより変動) | 主菜+副菜の食材とレシピ |
| パルシステム お料理セット | 商品により幅があり、商品ページに1セットの価格を表示 | 主菜1品ぶんの食材とたれ |
出典は各社公式サイト(2026年8月29日確認)。価格・内容・対象エリアは変更されるため、注文前に必ず公式の商品ページで最新の金額をご確認ください。
こうして並べると、ヨシケイのように主菜+副菜がセットになっている設計と、主菜1品が届く設計とでは、そもそも比べる土俵が違うことが分かります。「高い」「安い」の前に、何品ぶんの値段なのかを見る。これだけで納得感がずいぶん変わりました。
ミールキットにあと一品足すなら何がいい?
私が続けられるようになったのは、足すことを前提にしたからです。
- 冷奴、納豆、めかぶ。切らずに出せるものを常備しておく
- 汁物はインスタントで十分。温かい汁があるだけで食卓が整う
- ご飯を少し多めに炊いておく
足すもののコストは、豆腐なら1丁100円前後、インスタント味噌汁なら1食30円前後といったところ。主菜がキットで決まっているなら、この程度の上乗せで食卓は埋まります(価格はスーパーにより異なります)。
キット1つで完結させようとするから足りないのであって、主菜担当と割り切れば、これほど頼れるものもありません。

ミールキットの消費期限が短いと味は変わる?
変わります。冷蔵キットは届いた日がいちばん良い状態で、そこから離れるほど水分が出て食感が落ちる、というのが私の実感です。ただし各社が期限を延ばした商品を出しはじめています。
ミールキットの消費期限は各社何日?
各社の公式表記を、日数で並べます。2026年8月29日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。期限や商品構成は変更されるため、注文前に必ず商品ページでご確認ください。
| サービス | 消費期限(配達日を含む日数) | 延長商品の有無 |
|---|---|---|
| パルシステム「お料理セット」(冷蔵) | 2日(お届け翌日まで) | あり:お届け日を含む5日間まで延長した商品を開発 |
| コープデリ ミールキット(デイリーコープ・冷蔵) | 2日(10℃以下保管) | あり:配達日を含む4日間の商品を毎週2品目 |
| コープデリ「Bistro Deli」(冷凍) | 冷凍保存のため期限に追われにくい | ― |
| パルシステム 冷凍お料理セット | 冷凍保存のため期限に追われにくい | ― |
出典は、パルシステム公式FAQおよび公式ニュース(2025年5月19日)、コープデリ公式FAQおよびコープデリ連合会プレスリリース(2026年1月5日)、各社公式サイト(いずれも2026年8月29日確認)。
なおOisixのKit Oisixは、商品ページに「賞味期限 到着日+◯日保証」として商品ごとに日数が表示される方式で、メニューによって日数が異なります。一律の日数がないため表からは外しました。注文画面で個別に確認してください(Oisix公式ヘルプ/同日確認)。
ヨシケイも、月曜から金曜まで毎日その日の夕食分が届く仕組み(休業日の分のみ前日配達)のため、期限日数という考え方になじみません(ヨシケイ信州公式FAQ/同日確認)。どの届き方が合うかは、冷蔵庫の空き方と帰宅時間で決まります。
ミールキットの消費期限が延びた商品が増えているのはなぜ?
ここが、いま一番動いている部分です。
コープデリは2026年1月5日から、冷蔵ミールキットの消費期限を配達日を含めて4日間まで延長した商品を毎週2品目取り扱うと発表しました。従来は品質保持のため配達日を含めて2〜3日間。組合員から「まとめ買いしづらい」「すぐに食べないといけない」という声を受けての開発で、製造工程と温度管理を見直したうえで、2025年度内に15品目、2026年度中に50品目を開発する計画とされています(コープデリ連合会公式プレスリリース/2026年1月5日)。
パルシステムも同じ方向に動いています。従来の冷蔵のお料理セットは、野菜の鮮度を重視するため賞味期間が短く、届けた日の翌日までか、届けた日を含む3日間でした。そこに利用者の声を受けてお届け日を含む5日間まで延長した商品を開発し、冷凍のお料理セットのラインナップも増やしています(パルシステム公式ニュース/2025年5月19日)。
事業者側が期限を大きな改善課題に据えたということは、「まずい」と言われてきた声のかなりの部分が、味の設計ではなく期限起因の状態悪化だったのではないか。私はそう受け取っています。
この流れを踏まえると、これから数年は「期限が長い冷蔵キット」と「冷凍キット」が各社の競争軸になっていくのではないでしょうか。私が今後の注文で気にしていくのも、味の評判より、そのメニューが期限延長シリーズかどうかです。
受け取れない日が続くと、味はどう落ちる?
受け取れない、を起点に連鎖が始まります。
受け取れない。使うのが遅れる。冷蔵庫で一日待つ。水が出て食感が落ちる。おいしくない。やめる。
味の話から始まっているように見えて、最初のボタンは配送条件です。ここが自分の生活と噛み合っていないと、どんなに味の評判が良いサービスでも状態を落としてから食べることになります。
私も、届いた日に使えず翌日の夜にようやく作った日があります。袋を開けたら底に水が溜まっていて、炒めるとフライパンの縁に汁が寄り、盛りつけた皿にもうっすら水が広がりました。味付けは同じはずなのに、料理の輪郭がぼやけている。あの日「まずい」と感じたなら、それはキットではなく私の段取りの問題でした。
不在でも受け取れるミールキットの配送方法は?
不在時の受け取り方は、公式に明記されています。
コープデリはミールキットを基本的に配達員が手渡しで届け、配達時に不在の場合は保冷容器に入れて指定の場所へ配達します(コープデリ公式サイト/2026年8月29日確認)。
ヨシケイは、不在の家庭に鍵付きの「あんしんBOX」を無料で貸し出し、食材を保冷剤と一緒にあんしんBOXへ届けます。設置場所は利用開始時に担当者と相談する形で、配達時間の目安は午前10時から午後5時のあいだ、時間指定には対応していません(ヨシケイ公式FAQ/同日確認)。
時間指定ができないことと、不在でも受け取れることは別の話です。ここを混同したまま「受け取れないから無理」と諦めてしまうのは、もったいないと感じます。
私が今いちばん見ているのは、味の評判ではなく自分の生活で回るかどうかです。届く曜日を先に決めて、そこから献立を組む。キットを使う日を「余裕がある日」に寝かせるのをやめてから、食材を無駄にすることが減りました。

ミールキットを「まずい」と感じにくくするにはどうすればいい?
冒頭に挙げた3つ、届いた日に作る/最初の一回はレシピどおりに作る/方向性の違う複数社を試す。順に、私がなぜそう考えるようになったかを書きます。
なぜ「届いた日に作る」なのか
理由は前章の期限の話に尽きるので、ここでは私の運用だけを書きます。
届く日の夕飯はキットを使う日、と最初から決めています。使う日を選ぶ余地を残さないことで、迷いも先延ばしもなくなりました。
期限が長い商品を選べるなら、その余裕は「予備日」として使うほうが安心です。延ばした日数を計画の自由度に使うのか、うっかりの保険に使うのかで、同じ4日間でも意味が変わります。
ミールキットは一度レシピどおりに作ったほうがいい?
はい、最初の一回はそのまま作ることをおすすめします。
パルシステムのお料理セットは、特別な調味料を使わず少ない調理器具で作れる構成で、レシピどおりに作れば料理初心者でも迷わず作れると案内されています(パルシステム公式サイト/2026年8月29日確認)。
私は最初、火が通っているか不安で炒めすぎていました。結果、野菜がくたくたになって「なんかおいしくない」となる。自己流のアレンジではなく、心配からくる加熱のしすぎが原因でした。
一度は素直にレシピどおりに作る。そのうえで、次から自分好みに寄せる。この順番でようやく、キットの実力と自分の好みを切り分けて判断できるようになります。
ミールキットは1社だけで判断していい?お試しセットの価格は?
1社を1回試して結論を出すのは、あまりにもったいない選び方です。味の方向は各社で大きく違うからです。
比べるなら、お試しセットを使うのが現実的です。2026年8月29日時点の各社公式サイトの表記を並べます。
| サービス | お試しの内容(公式表記) | 注意点 |
|---|---|---|
| Oisix | 旬の食材やミールキットなどが入ったセットを、通常価格より大幅に割引した価格で提供 | 一世帯一回限り。金額・品数は時期により変更 |
| パルシステム おためしセット | 定番品や離乳食向けなど、目的別に複数のセットを用意 | 初めての方限定。セットごとに価格が異なる |
| コープデリ お試し・加入特典 | 資料請求や加入時のキャンペーンで対象商品を割引・プレゼント | 実施内容と対象エリアが時期により変動 |
内容と金額は頻繁に切り替わるため、ここでは金額を固定して書きません。申込画面に表示される税込金額と「一世帯一回限り」などの条件を必ず確認してください(各社公式サイト/2026年8月29日確認)。
選び方の目安を短く整理すると、こうなります。
- 期限に追われたくないなら、期限を延ばした冷蔵商品か冷凍タイプ
- 受け取りが不安なら、置き配や鍵付きボックスに対応しているサービス
- 素材の味を楽しみたいなら、うま味調味料や合成保存料を使わない方向のサービス
- 食べる量が多い家庭なら、人数表示ではなく増量タイプが選べるサービス
向き不向きもはっきりしています。献立を決めること自体に疲れている人、野菜を余らせがちな人には合いやすい。反対に、まとめてストックしたい人、レンジだけで完結させたい人、味付けを一から自分で決めたい人には、冷蔵のミールキットは合いにくいと感じます。
なお、そもそも食材宅配とスーパーの買い出しでどちらが自分に向いているのかを迷っている方は、費用と手間の内訳を比べた記事も別に用意しています。あわせて読んでみてください。
まとめ:ミールキットの「まずい」は選び方と使い方で減らせる
ミールキットが「まずい」と言われる背景には、カット野菜の食感、付属のたれの方向、量の物足りなさ、そして消費期限に追われる状態が絡んでいます。
味の当たり外れが気になるなら、食材そのものの質から確かめられるOisixのおためしセット
という手もあります。定期の登録をせずに単品で試せるので、口に合うかどうかを先に見られます。
そのどれもが、商品の欠陥というより、前提の共有不足から生まれるズレでした。カットすれば劣化が早まること、たれが多数派に合わせて設計されていること、2〜3人前が主菜1品ぶんであること。公式サイトにはきちんと書かれています。
そして使い方の答えは、届いた日に作る/最初の一回はレシピどおりに作る/方向性の違う複数社を試す。この3つです。
もしあなたが今、「宅配は高そうだし、まずかったら嫌だな」と迷っているなら、比べる相手を変えてみてください。レストランではなく、くたくたに疲れたその日の自分が作れたであろう夕飯と比べる。それだけで、評価の景色はずいぶん変わります。
そのうえで、状況別に選ぶならこうです。
- 受け取りが読めない日が多いなら、置き配や鍵付きボックスに対応したサービスを先に絞る
- 使う日が決められないなら、期限を延ばした商品か冷凍タイプを中心に選ぶ
- 味が心配なら、方向性の違うサービスをお試しセットで比べるところから
- 量が足りるか不安なら、増量タイプの有無と、あと一品を足す前提で組み立てる
答えをひとつに決める必要はありません。週に一度か二度だけ使う日をつくる。それだけでも、夕方の気持ちはずいぶん軽くなります。
私も、毎日全部を任せているわけではありません。今日は無理だな、という日の逃げ道として置いてあるだけです。その逃げ道があるかないかで、平日の顔つきが変わります。
なお、価格・消費期限・お試し条件・配送エリアは変更されることがあります。検討される際は、必ず各サービスの公式サイトで最新の情報をご確認くださいね。
よくある質問
ミールキットの味は本当にまずいのですか?
商品レビュー欄を見ていくと、味そのものより量や消費期限に関する内容が中心です。味の方向は各社で違い、パルシステムは添付のたれに「調味料(アミノ酸等)」を使用せず、Oisixは合成保存料を使わない商品を多数扱っています(両社公式/2026年8月29日確認)。濃い味に慣れている方ほど物足りなく感じやすいので、方向性の違うサービスを比べるところから始めるのが確実です。
カット済みの野菜は鮮度が落ちていておいしくないのでは?
パルシステムは、野菜は丸のままなら日持ちするものもカットすれば表面積が増えて劣化のリスクが高まり、カット後に殺菌・洗浄をしても何日も日持ちを向上させる効き目はないと説明しています(パルシステム公式FAQ/2026年8月29日確認)。詳しくは本文の食感の章に整理しました。なおヨシケイのカット野菜は微酸性次亜塩素酸水で洗浄されており、洗わずそのまま調理できます(ヨシケイ信州公式FAQ/同日確認)。
消費期限が長いミールキットはありますか?
あります。コープデリは2026年1月5日から、冷蔵ミールキットの消費期限を配達日を含む4日間まで延長した商品を毎週2品目取り扱っており、2026年度中に50品目を開発する計画を公表しています(コープデリ連合会公式プレスリリース/2026年1月5日)。パルシステムも、お届け日を含む5日間まで延長した商品を開発したと案内しています(パルシステム公式ニュース/2025年5月19日)。対象商品は限られるため、商品ページの期限表示を確認してから注文してください。
参考にした公式サイト
この記事の価格・条件は、次の公式サイトで2026年8月時点の表記を確認したものです。最新の内容は変更される場合があるため、申し込み前に各社の公式サイトでご確認ください。
- パルシステム:公式サイト
- ヨシケイ:公式サイト
- Oisix:定期宅配ガイド「送料」
- コープデリ:「ご利用手数料」


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