先に言葉の整理をしておきます。この記事では「食材宅配」を、宅配弁当・お惣菜・ミールキットをまとめた呼び方として使います(生協のように食材そのものを届けるサービスだけを指す使い方もありますが、産後に効くのは温めるだけで食べられるもののほうなので、広いほうで揃えました)。
そのうえで結論を書くと、産後に頼ってよかったのは「届いたその日に、温めるだけで食べられるもの」です。冷凍のお弁当や作り置きのお惣菜、カット済みのミールキットのように、判断と調理と洗い物が同時に減るものを選ぶと、そのぶん横になれる時間が残ります。
私も、夕飯づくりに疲れ切っていた時期にスーパーで途方に暮れた経験があって、「宅配って高そう」と何度も画面を閉じました。だからこそ、良いところだけでなく、思っていたのと違った点も一緒にお伝えしますね。
産後に食材宅配が必要と言われるのはなぜ?
減るのは「調理時間」だけではない
産後に食材宅配が助けになると言われるとき、多くの人が「料理しなくていいから」と考えます。
でも、実際に負担として重たいのは、料理そのものだけではないんです。
献立を考える/買い物に行く/材料を切る/作る/盛りつける/洗い物をするという一連の流れのうち、宅配はまとめて何工程かを引き受けてくれます。
宅配弁当をすすめる情報の中でも、買い物に行かずに済むこと、調理と後片付けの時間が減ることは、産後のメリットとして繰り返し挙げられています。
とくに「玄関先まで届く」という点は、赤ちゃんを連れて買い物に出る負担と比べたときに、想像以上に大きな差になります。
重い荷物を持たなくていい、天気を気にしなくていい、というのは、体力が戻りきっていない時期には特別な意味を持ちますよね。
「今日の夕飯どうしよう」から解放される
私が宅配に助けられたと感じたのは、実は味や栄養よりも先に、考えなくてよくなったことでした。
献立を決めるって、たった数分の作業に見えて、疲れているときほど重くのしかかります。
冷蔵庫の中身を思い出して、家族の好き嫌いを思い出して、昨日と重ならないようにして……この判断を毎日続けるのは、誰にとってもしんどいことです。
産後はそこに、授乳やおむつ替え、まとまって眠れない夜が重なります。
だから、「冷凍庫を開けたら、もう決まっているものがある」という状態は、それだけで心のゆとりにつながります。
「もう決まっているものがある」状態を、いちばん手早く作れるのが冷凍のお惣菜です。
👉 ワタミの宅食ダイレクトの内容を見る
産後は食事のタイミングが読めない
産後の食事が難しいいちばんの理由は、食べられる時間が自分で決められないことかもしれません。
せっかく作っても、抱っこしているうちに冷めてしまう。座ったと思ったら泣き声がする。
冷凍タイプの宅配弁当は、まとめ買いしても保存しておけて、赤ちゃんのお世話で予定が変わっても自分のタイミングで食べられるのが利点だとされています。
賞味期限は商品によって違いますが、数週間から6か月程度のものが多く、ストック食として置いておきやすいと紹介されています。
「今日食べなきゃ」というプレッシャーがないことは、産後にはかなり効いてくる条件だと思います。
産後に頼ってよかった食材宅配のタイプは?
大きく分けると3つある
産後に使われる宅配は、大きく3つに分けて考えると迷いにくくなります。
- 冷凍のお弁当タイプ:レンジで温めるだけ。容器を捨てるだけで洗い物がほぼ出ない
- 冷蔵の作り置き・お惣菜タイプ:家庭料理に近い味わい。届いてすぐ食べられる
- ミールキット・食材宅配タイプ:下ごしらえ済みの材料が届き、短時間で1品作る
産後すぐで体がつらい時期は、上のふたつが向いています。
体調が戻ってきて「少しは台所に立ちたい」と思えるようになったら、ミールキットのような、作る工程が少し残るものに移していく流れが自然です。
冷凍・冷蔵・常温で使い勝手が変わる
保存のしかたによって、暮らしへの合い方が変わります。
| 保存状態 | 特徴 | 賞味期限の目安 |
|---|---|---|
| 冷凍 | 長期保存しやすく、好きなタイミングで食べられる | 数週間〜6か月程度 |
| 冷蔵 | 作りたてに近い味わいを楽しめる | 当日〜数日(弁当タイプは当日〜翌日が中心) |
| 常温 | 冷蔵庫のスペースが不要 | 弁当の形は基本的に当日中/パウチ加工なら数か月もつものもある |
※これは「だいたいこのくらい」の幅であって、公式が保証している数字ではありません。実際の期限は商品ごとに違い、同じ冷蔵でも弁当タイプと作り置きタイプでまったく変わります。産後は判断が鈍りやすい時期です。冷蔵のものは、この表ではなく必ず容器に印字された期限を見てください。以前この記事の表には冷蔵の上限を「約1か月」と書いていましたが、本文の「当日から翌日」と食い違っていたため、短いほうに合わせて直しました(2026年9月29日)。
冷蔵タイプは温め時間が短く済むので、手早く食べたいときに向いているとされています。ただし期限は当日から翌日と短めです。
常温タイプは、お弁当の形だと基本的に当日中に食べる必要がありますが、パウチ加工されているものなら数か月程度もつ場合もあると説明されています。
見落としやすいのは「受け取り方」
ここが、私が事前にもっと考えておけばよかったと思った点です。
宅配は届く時間に受け取る必要があるものが多く、置き配に対応していないサービスもあります。
授乳中や寝かしつけの最中にインターホンが鳴ると、それだけで一日の計画が崩れてしまうこともありますよね。
ワタミの宅食は、同じ地域の「まごころスタッフ」による手渡しが基本ですが、不在時には鍵付き安全ボックスを無料で貸し出していると案内されています。
ワタミの宅食ダイレクトでも、不在の場合は保冷剤入りの鍵付き安全ボックスを無料で貸し出すとされています。
ヨシケイも置き配に対応していると紹介されていて、こうした「起こさずに受け取れるか」は、産後においては味やメニュー数と同じくらい大事な条件だと感じます。

産後に選ぶなら何を基準にすればいい?
まずは「体を起こす回数」で選ぶ
産後の宅配選びでは、価格やメニュー数より先に見てほしい基準があります。
それは、その食事にたどり着くまでに、何回体を起こすことになるかです。
レンジで温めるだけの冷凍弁当や、届いてすぐ食べられる冷蔵弁当は、忙しい育児中でも手軽に食事を用意できるタイプとして挙げられています。
使い捨て容器のサービスなら、食後の洗い物も不要になるとされています。
料理ができるかどうかではなく、「立つ回数」「シンクに向かう回数」で比べると、産後に合うものが見えてきます。
上の子がいるかどうかで答えが変わる
上のお子さんがいるご家庭では、大人用と子ども用を別に用意しないで済むかが分かれ道になります。家族の人数が多いときに量が足りるかどうかは、4人家族・5人家族の食材宅配でまとめています。
子ども向けメニューがあるサービスなら、大人用と一緒にレンジで温めるだけで食事がそろうと紹介されています。
子ども向け弁当がない場合は、味付けが濃すぎず素材を活かしたメニューがあるかを確認すると、取り分けしやすくなるとされています。
ツクリオ(旧つくりおき.jp)は、幼児から大人まで一緒に食べられるよう薄味に仕上げているのが特徴だと説明されています。
管理栄養士が監修したレシピを採用していて、プランは「週3食プラン(2人前)」「週3食プラン(4人前)」「週5食プラン(4人前)」の3つから選べるとされています。
ただし、届くのはおかずのみで、ご飯などの主食は付かない点は押さえておきたいところです。
ご飯付きかどうかで、手間はけっこう変わる
意外と効いてくるのが、主食が付いているかどうかです。
お米を研ぐ手間を省きたいなら、ご飯がセットになった宅配弁当を選ぶとよいとされています。
おかずのみのプランと比べると少し割高になりますが、おかずと主食を一度に用意でき、食器や炊飯器を洗う手間まで減らせるのは利点です。
一方で、ワタミの宅食ダイレクトのように主食が付かないタイプは、その日の体調や食欲に合わせて自分で主食の量を調整できるという見方もできます。
私自身は、「炊飯器を洗う」という工程が地味にしんどかった時期があったので、産後すぐならご飯付きを試す価値はあると思っています。
ご飯なしを選ぶ場合は、時間のあるときにまとめて炊いて一食分ずつ冷凍しておくと、温めるだけで食事がそろうと紹介されていました。
原材料・アレルギー表示は必ず確認する
産後は、自分の体調管理はもちろん、口にするものの安全性に気を配りたい時期です。
多くのサービスでは、公式サイトやパッケージに原材料や特定原材料のアレルギー情報を掲載しています。
妊娠中・産後は、食材の原産地・原料・アレルギー表示がしっかりしているサービスが向いているとも指摘されています。
着色料・保存料・増粘剤などを避けたい場合は、それらが含まれていないかを事前に見ておくと安心です。
ここは口コミではなく、必ず公式の表示でご確認くださいね。
産後向けの食材宅配はどれくらいの費用がかかる?
1食あたりの目安
1食あたりの価格は、この記事で挙げたサービスの公式サイトで確かめると次のとおりでした(2026年10月8日確認・税込)。
- ワタミの宅食ダイレクト「いつでも三菜」おまかせセット10食(定期購入・いつでも5%OFF)=4,645円(税込・送料別)で、公式の表示では1食あたり465円です
- 三ツ星ファーム「21食コース」=14,918円(送料無料)。21で割ると1食あたり700円台です
- ママの休食「定期購入4食セット」=3,960円〜(初回25%OFF・2回目以降ずっと10%OFF)。4で割ると1食あたり900円台です
1食460円台から、産後の栄養設計に振ったコースの900円台まで幅があります。下の表はこの3社の位置づけを整理したもので、公式が出している区分ではありません。
タイプごとの整理は次のとおりです。
| タイプ | 1食あたりの費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| お手頃・コスパ重視型 | 約400〜600円 | まとめ買いや定期利用で単価が下がるケースが多い |
| 栄養バランス・味重視型 | 約600〜800円 | 管理栄養士監修のメニューが豊富 |
| 産後特化・プレミアム型 | 約900〜1,000円以上 | 葉酸や鉄分など、授乳期に配慮した栄養設計 |
※上記は宅配弁当の解説記事にあった目安です。価格・送料・プラン内容は変わることがあるので、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
送料を足さないと本当の金額は見えない
ここが、私が最初につまずいたところです。
「1食◯円」だけを見て安いと思ったのに、送料を足したら印象が変わった、ということが起きます。
たとえばワタミの宅食ダイレクトの送料は、公式のご利用ガイドに「1回のご注文につき、送料(税込)【本州・四国・九州】990円【北海道】1,320円【沖縄】2,420円」と記載されています(2026年10月1日に本州・四国・九州880円→990円、北海道1,210円→1,320円へ改定。沖縄は改定なし。2026年10月7日に実ページで確認)。
三ツ星ファームは990円(税込)、北海道・沖縄は2,500円(税込)と案内されています(一部、配送ができない地域があります/2026年10月7日に公式サイトで確認)。
Meals(ミールズ)は、7・10・14食セットが全国一律990円、21食セットが1,190円、28食セットが1,690円(いずれも税込/北海道・沖縄は料金体系が異なる)と紹介されています。
一方で、ツクリオ(旧つくりおき.jp)は送料無料と案内されています。
ここに送料が乗ります。たとえばMeals(ミールズ)の7食セットなら、送料990円を7食で割っただけの単純計算で1食あたり141円の上乗せ。1食600円台のセットでも、実質は700円台後半になる計算です。「安いセットを選んだのに思ったより高い」は、たいていここで起きます。
「1食あたり+送料+月に何回頼むか」で計算して初めて、続けられるかどうかが判断できます。送料が無料になる条件はミールキットの送料無料はどこまで?無料になる条件と送料込みの実質価格で、月額の相場は食材宅配の月額と値段|コープなど主要サービスの料金相場で扱っています。
「全部を宅配にしない」という続け方
費用の面で無理が出るなら、全部を置き換える必要はありません。
体調が落ち着いてきたら、すべての食事を宅配弁当に頼るのではなく、疲れた日や忙しい日だけ利用して自炊と併用するのも選択肢のひとつだとされています。
「平日の昼食だけ」「週に3日だけ」のように利用頻度を決めれば、総額も変わってきます。
私も、続けられているのは全部を任せていないからだと思っています。
疲れている日のための逃げ道として置いておく、という使い方でも十分に役に立ちます。
産後に向く食材宅配サービスにはどんなものがある?
冷凍で好きなタイミングに食べたいなら
三ツ星ファームは、運営会社が株式会社イングリウッド、メニュー数は125種類以上と紹介されています。
21食コースは1回あたり14,918円(税込)で、1食あたりにすると約710円です(公式サイトは総額のみを表示しています/2026年9月25日確認)。注文方法は定期購入、配送エリアは全国とされています。14食コースは11,458円(税込)、7食コースは6,485円(税込)で、14食・21食は初回のみ送料無料です。
350kcal以下・糖質25g以下・たんぱく質15g以上という独自の「三ツ星基準(一部商品を除く)」を設けている点が特徴で、レンジで約5分加熱するだけで完成すると案内されています。
一部を除きご飯は付いていないので、主食は別に用意する形になります。
ワタミの宅食ダイレクトは、主菜と副菜を組み合わせた「いつでも三菜」「いつでも五菜」のコースがあります。いつでも三菜の定期購入おまかせセットは10食セットで4,645円(税込・送料別)、1食あたり465円と公式サイトに記載があります(2026年10月8日に実ページで確認)。
Meals(ミールズ)は、レシピ動画メディアのデリッシュキッチンがプロデュースする冷凍タイプの定期宅配弁当(ご飯なし)で、運営会社は株式会社エブリー、主菜42種類・副菜100種類と案内されています。
1食あたり799円(税込/おまかせ10食セット)で、急速冷凍・真空パック仕上げが特徴とされています。
冷凍庫を圧迫したくないなら
ワタミの宅食は、冷蔵のお弁当・お惣菜を1日1食ずつ届けるサービスで、冷凍でまとめて届く「ワタミの宅食ダイレクト」とは別サービスだと説明されています。
まとまった冷凍庫スペースを確保しなくていいのが利点です。
専任の管理栄養士が塩分・カロリー・品目数に配慮し、5日間トータルで献立を設計しているとされています。
ラインアップは、お惣菜の「まごころおかず」、ごはん付きの「まごころ御膳」、少量サイズの「まごころ小箱(小)」など6コースから選べると案内されています。
5日間(月〜金)と7日間(月〜日)のコースがあり、回復の状況に合わせて曜日を絞る調整もできるとされています。
なお、各コースの価格は情報源によって表記に差がありました。金額は改定されることがあるので、必ず公式サイトの最新表記をご確認ください。
授乳期の栄養設計に寄せたいなら
ママの休食は、公式サイトで「命を育むママたちの心と体に寄り添う、冷凍宅配食のサービス」として紹介されています。
管理栄養士・産婦人科医によるメニュー監修で、産前産後のライフスタイルを考慮した栄養設計をうたっています。
1/3日分の葉酸・鉄がとれる栄養弁当であること、緑黄色野菜は最大1/2日分摂れることが公式サイトに記載されています。
国際規格「FSSC22000」を取得した工場で製造し、着色料・香料・人工甘味料・化学調味料・保存料不使用とされています。
会員であれば何度でも無料で栄養相談ができる公式LINE限定サービス「ママ休ほけんしつ」も案内されています。
定期購入は4食セット3,960円〜で、通常注文時より初回25%OFF、2回目以降もずっと10%OFFと公式サイトに表示されています。3,960円で計算すると、初回2,970円(1食あたり約743円)、2回目以降3,564円(1食あたり約891円)です(いずれも送料別・税込。割引率から当記事が計算した金額で、公式の表示額ではありません。この記事の金額は、公式が税込で表示しているものはそのまま税込で載せています)。公式サイトには価格改定のお知らせも掲載されているので、申し込み画面の合計金額で必ず確かめてください。
手頃さと置き配を両立させたいなら
ヨシケイは、運営会社がヨシケイ開発株式会社で、注文方法は都度購入、置き配に対応していると紹介されています。
冷凍弁当の「シンプルミール」は1食あたり430円と案内されていて、レンジで約4分温めるだけで完成するとされています。
野菜をしっかり摂りたい方向けの「ベジミール」もあります。
ヨシケイの「スマイリーミール(旧プチママ・2人用)」は、弁当ではなくミールキットの側です。
産後すぐの時期に合うのは、やはり温めるだけで完結する冷凍弁当のほうだと思います。

産後の食材宅配で、想定と違いやすいのはどこ?
冷凍庫がいっぱいになる
これはかなり多くの方がぶつかる壁です。
10食・14食とまとめて届くタイプは、届いた日に冷凍庫の中身を組み直すことになります。Mealsが7食から28食まで、配送の間隔も1〜4週から選べるようにしているのは、冷凍庫の空きが家ごとに違うことが前提にあるからだと思います。
産後の体で、しゃがんで冷凍庫を整理するのは、正直つらい作業です。
注文する前に、実際に冷凍庫の空きを測っておく。これだけで、届いた日の負担がかなり変わります。まとめ買いを避ける頼み方は都度注文・単発OKのミールキット一覧|必要なときだけ頼める便利サービスにまとめました。
冷凍庫に余裕がないなら、ワタミの宅食のように1日1食ずつ冷蔵で届くタイプを検討する手もあります。(「ワタミの宅食」と「ワタミの宅食ダイレクト」は別サービスです。前者は冷蔵を毎日、後者は冷凍をまとめて届けます。この記事のリンク先はすべて後者=冷凍のダイレクトのほうです。)
自炊より割高になることがある
宅配弁当は、自炊より割高になる場合があると明記されています。
送料を含めると1食800円ほどになる、という試算を目にします。実際、この記事で挙げたワタミの宅食ダイレクトなら、10食セットに送料990円(本州・四国・九州)が乗ります。990円を10食で割っただけの単純計算ですが、1食あたり99円の上乗せになります。毎食を置き換えれば、自炊より食費が上がる可能性は高いと考えています。
ただ、ここは「高い・安い」だけで判断しなくていい部分だと思っています。
産後に増える出費は確かに気になりますが、体力の回復や睡眠のために使うお金でもあります。
とはいえ家計に無理が出ると続かないので、最初から全食は置き換えないほうが結果的に長く使えます。
量が物足りないことがある
宅配弁当は量が少ない傾向があり、たくさん食べる人には物足りない可能性があると指摘されています。
授乳中は空腹を感じやすい方も多いので、ここは事前に知っておくといいところです。
おかずのみのタイプなら、ご飯の量で調整できます。
ワタミの宅食ダイレクトのように主食が付かないサービスは、その日の食欲に合わせて主食を増やせるという見方もできます。
ご飯を多めに冷凍しておく、味噌汁を一杯足す、といった小さな補いで解決することも多いです。
「受け取り」で計画が崩れる
週に1回受け取りが必要で、置き配ができないサービスもあるため、外出が多い人は手間がかかる点に注意が必要だと指摘されています。
産後は外出が少ない代わりに、寝かしつけのタイミングと重なるという別のリスクがあります。
置き配可、鍵付きボックスの貸し出しあり、時間帯指定可——このあたりは、注文前に必ず確認しておきたい項目です。
私も最初は「届く時間なんてどうにでもなる」と思っていましたが、実際に寝かせたばかりの子を起こされたときは、心底こたえました。
産後に食材宅配が向いている人・向いていない人は?
向いている人
- 里帰りをしない、または里帰りから戻って一気に家事が戻ってきた
- パートナーが料理をしない、または帰りが遅い
- 上の子がいて、赤ちゃんと同時に食事の対応が必要
- 買い物に行くこと自体が負担になっている
- 献立を考えることに疲れきっている
パートナーが食事の用意を一手に引き受けるケースでも、温めるだけで食事がそろうことは助けになると紹介されています。
料理に慣れていない人でも同じ品質で出せるのは、宅配の大きな強みです。
向いていない人・合わないかもしれない人
- 冷凍庫にほとんど空きがなく、増設も難しい
- 食費をこれ以上増やせない事情がある
- 食べる量が多く、1食分では足りない
- 味付けや素材に強いこだわりがあり、既製品では満足しにくい
- 受け取りの対応が難しく、置き配にも対応していないエリア
こういう場合は、宅配弁当ではなく食材宅配やミールキットのほうを検討したほうが合うかもしれません。
生活クラブは、国産や産直にこだわり、化学調味料を使用せず添加物にもできるだけ頼っていない点が特徴として挙げられています。
ミールキットはおよそ10分前後でメインが完成し、離乳食に便利なうらごし野菜シリーズや、骨とり・皮とりをした下ごしらえ済み素材も取り扱っていると紹介されています。
コープデリでは、弁当だけでなくミールキットや離乳食も扱われているとされています。
「弁当がだめなら宅配全部だめ」ではなく、形を変えれば合うことがある、というのは知っておいて損がないところです。
産後の時期ごとに、食材宅配の使い方はどう変えていく?
産後すぐ〜1か月ごろ
この時期は、判断と工程をゼロに近づけることだけを考えていいと思います。
冷凍弁当、冷蔵のお惣菜、ご飯付きのタイプ。温めるだけで完結するものが中心です。
この時期に「せっかくだから野菜を切ろう」と思わなくて大丈夫です。
体を休めることが、いちばんやるべきことですから。
少し動けるようになってきたころ
ここで一気に自炊に戻すと、たいてい反動が来ます。
私も「もう大丈夫」と思って全部を自分でやろうとして、数日でまた元に戻った経験があります。
おすすめは、曜日を決めて宅配を残すやり方です。
「水曜と金曜は宅配」と決めてしまえば、その日は何も考えなくていい日になります。
宅配弁当は、疲れた日や忙しい日だけ利用して自炊と併用する使い方も紹介されています。
上の子の生活が戻ってきたころ
家族全員分の夕飯が必要になってくると、1人分の弁当だけでは足りなくなります。
ここで、家族で食べられる作り置きタイプや、ミールキットへ移していく流れが自然です。
ツクリオのように、幼児から大人まで一緒に食べられる薄味に仕上げているサービスは、この時期に検討しやすい選択肢です。
ヨシケイのミールキットのように、材料が人数分そろって届くタイプも、献立を考えなくていい状態を保ったまま「少しだけ作る」に戻せます。
このあたりの「自炊に戻すときの段取り」は、それだけで一本書けるくらい話が長くなります。疲れた日をどう乗り切るかはワーママの平日夜が変わる!時間がない日を乗り切るミールキット選びに、使う日数の決め方はミールキットは週1・週3どっちがいい?頻度別の費用と続けやすさにまとめました。

産後に食材宅配を始めるとき、私が今なら確認すること
注文前に見る4つ
私が今、産後の自分に教えるとしたら、この4つを注文前に見なさいと言うと思います。
- 置き配・受け取り方法:寝かしつけ中に起こされないか
- 冷凍庫の空き:届く食数が本当に入るか(実際に測る)
- 送料を含めた月額:1食あたりの表示だけで判断しない
- 解約・スキップの条件:休めるか、辞められるか
とくに4つ目は、産後の予測しづらい生活では大事です。
ワタミの宅食ダイレクトは1週スキップが可能とされています。
Meals(ミールズ)は、初回におまかせ10食セットを1,000円OFFで利用でき、2回目以降の解約も可能だと案内されています。
定期購入の最低回数や休止条件はサービスごとに違うので、ワタミの宅食ダイレクトのご利用ガイドなどの申し込みページの記載を必ず確認してくださいね。
「続けなきゃ」と思わなくていい
ここが、いちばんお伝えしたいことかもしれません。
宅配は、始めたら続けなければいけないものではありません。
産後の1〜2か月だけ使って、体が戻ったらやめる。それも立派な使い方です。
私も、必要な時期に頼って、余裕が出たら減らして、また疲れたら戻す、というのを繰り返しています。
途中でやめることを、失敗だと思わないでほしいなと思います。
迷ったら、いちばん疲れる日を1日だけ置き換える
全部を変えようとすると、比較だけで疲れてしまいます。
だから最初は、1週間でいちばんしんどい曜日を1日だけ置き換えてみるのがいいと思います。
その1日がラクになるかどうかで、自分に合うかどうかはだいたい分かります。
比較表を何時間も眺めるより、1回頼んでみたほうが早いことも多いです。
産後の限られた時間は、比較ではなく休息に使ってほしいなと思っています。
まとめ:産後の食材宅配は「体を休める時間」を買うもの
産後に頼ってよかった食材宅配は、料理を代わりにやってくれるサービスというより、判断・買い物・調理・片付けをまとめて減らしてくれるものでした。
選び方は、ご自身の状況で変わります。
- 産後すぐで体がつらいなら:温めるだけの冷凍弁当や冷蔵のお惣菜
- 冷凍庫に余裕がないなら:1日1食ずつ冷蔵で届くタイプ
- 上の子がいるなら:子ども向けメニューや薄味の作り置きタイプ
- 授乳期の栄養設計を重視するなら:産前産後向けに設計された弁当
- 費用を抑えたいなら:手頃な冷凍弁当を週に数日だけ、自炊と併用
どれが正解というより、今の自分が一番削りたい工程はどれかで決めていいと思います。
宅配は割高になることもありますし、冷凍庫を圧迫することもあります。量が物足りないこともあります。
それでも、温めるだけの食事が冷凍庫にあるという安心感は、産後の心にはっきり効きます。
料金・送料・最低注文食数・解約条件は変わることがあるので、申し込みの前には必ず公式サイトの最新表記をご確認くださいね。
毎日、本当にお疲れさまです。頑張らない日をつくるために宅配を使うのは、まったくずるいことではありません。
よくある質問
産後、食材宅配はいつまで続けるのがいいですか?
決まった期間はありません。体調や家族の状況で変わります。産後すぐは温めるだけのタイプ、動けるようになったら曜日を絞る、といった調整がしやすい方法です。体が戻ったらやめる、疲れたらまた頼む、という使い方でも問題ありません。
宅配弁当と食材宅配・ミールキットは何が違いますか?
宅配弁当は調理済みで、温めるだけで食べられます。食材宅配やミールキットは、下ごしらえされた材料が届き、短時間の調理が必要です。産後すぐは調理の要らない宅配弁当、少し余裕が出てきたらミールキット、という移り方が体への負担を抑えやすいです。
上の子の分も一緒に頼めますか?
サービスによります。子ども向けメニューがあるところなら、大人用と一緒に温めるだけで用意できると紹介されています。子ども向け弁当がない場合は、味付けが濃すぎず素材を活かしたメニューを選ぶと取り分けしやすいとされています。ツクリオのように、幼児から大人まで食べられる薄味に仕上げているサービスもあります。
置き配に対応しているサービスはありますか?
ヨシケイは置き配に対応していると紹介されています。ワタミの宅食やワタミの宅食ダイレクトは、不在時に鍵付き安全ボックスを無料で貸し出すと案内されています。対応はエリアや配送方法によって変わることがあるので、ご自身の地域で使えるかどうかを公式サイトで確認してみてください。
温めるだけで一食になる冷凍惣菜は、産後のいちばん苦しい時期に効きます。
👉 ワタミの宅食ダイレクトの内容を見る
この記事で参照した公式情報
本文で触れた料金・条件・サービス内容は、次のページの記載にもとづいています(2026年10月8日に実ページで確認)。金額や条件は改定されるため、申し込む前に各社の最新のページでご確認ください。
- ワタミの宅食ダイレクト ご利用ガイド(公式)(送料=本州・四国・九州990円/北海道1,320円/沖縄2,420円。いずれも税込・1回のご注文につき。2026年10月1日改定)
- ワタミの宅食(公式)(冷蔵のお弁当・お惣菜を1日1食ずつ/冷凍の「宅食ダイレクト」とは別サービス)
- 三ツ星ファーム(公式)
- Meals(ミールズ)デリッシュキッチンストア(公式)
- ママの休食(公式ブランドサイト)
- ツクリオ(旧つくりおき.jp)
- ヨシケイ お試し5days(料金)
- コープデリ
- 生活クラブ


コメント